いつもと違うこのイヤなにおいは、もしかして病気のサイン？

飼い主のあなたならご存知だと思いますが、健康な猫は何ともいえない良いにおいがします。しかし、何らかの病気が原因でイヤなにおいがする場合もあります。猫からイヤなにおいがするときのチェックポイントと考えられる病気をまとめました。

猫からイヤなにおいがするときのチェックポイント

• におう場所

口、お尻、耳など。病気によってどこがにおうかは違ってきます。

• におい以外の症状はないか

口の中の外傷、嘔吐、下痢など、におい以外の症状も病気の原因を探るヒントになります。

• どんなときににおうか

病気とは別に、驚いた時やマーキングでも臭いにおいの分泌物を出す場合があります。

• ケガをしていないか

ケンカで受けた傷

や、皮膚病のかゆみをひっかいた傷が化膿して、イヤなにおいを発することもあります。どこかケガをしていないか全身をチェックしてあげましょう。
• どんなにおいがするか

特に腐敗臭は要注意です。口の中や傷口からものが腐ったような強いにおいがする場合は化膿がかなり進んでいることが考えられます。すぐ病院で診てもらいましょう。

イヤなにおいの原因として考えられる病気

• 口の中の病気

口のにおい（口臭）のほとんどは

歯周病

が原因です。

口内炎

や

副鼻腔炎

の可能性もあります。
• 腎不全

尿がうまく排泄されずに、オシッコのにおいがするようになります。

• 消化器の病気

胃や食道に炎症や潰瘍があると、吐いたもののような少し酸っぱいにおいがすることがあります。

• 肝臓の病気

症状が重くなると腐敗臭のほか食欲不振、下痢、嘔吐などの症状も。

• 腫瘍

体表にできた腫瘍が化膿してにおうこともあります。

• 耳の病気

外耳炎

や耳かいせんにかかると、耳の中からイヤなにおいがします。
• 肛門・生殖器の病気

肛門のう炎

、肛門周囲炎、

子宮蓄膿症

などの病気が原因です。