「うちの猫、最近下痢気味だなぁ・・・」そのようにお思いですか?肥満は大丈夫ですか?
猫の下痢の原因で一番多いのは食べ過ぎによる消化器疾患です。他に病気がないのであれば食餌を減らせば下痢は収まります。
食べ過ぎによる過食症は飼い主の責任
冷蔵庫に手を掛けた途端、猫がゴム毬のように飛んできて体全体で餌を催促する。このような時、私たち飼い主は猫の表情の可愛らしさに負けて、ついつい餌を与えてしまいます。しかし、このような溺愛行動は決して猫のためにはなりません。
いつもいつも猫の言いなりになっていると「お腹がすいたフリをすればいくらでもエサがもらえる!」と猫が図に乗ってしまうのです。そして大して空腹でもないくせに、空腹のフリをして猫は飼い主に甘えてきます。猫の方が人間より上手(うわて)なのです。(笑)
このようなことを続けていると猫は「心因性の過食症」になってしまいます。自分のエサを十分食べたにもかかわらず、他の猫たちのエサを横取りし、尚かつ飼い主の食事にまで手を出してくる。まさに「底無しの食欲」です。
待っている結果は不健康な肥満猫です。これは、ある意味飼い主の責任です。どんなに可愛くても猫の言いなりはNGです。「ダメなものはダメ!」とはっきり言える飼い主になりましょう!
ストレスなく餌の量を減らすには?
一旦甘やかして、過食症になってしまった猫の食餌を減らすのは思っている以上に大変です。可哀相だと思うこともありますが、病気がちな肥満猫になって辛い思いをさせるよりはまし、と心を鬼にしなくてはいけません。
なるべく猫がストレスを感じないように食餌の量を減らすためには、猫に「満腹感」を認識させることが大切です。
例えば、猫缶をあまり形を崩さずにゴロっとした形状のまま与えると、一瞬で食べ終わってしまうので量は足りているのに満腹感が得られません。同じ猫缶を与えるにしても、細かく崩して、カリカリを混ぜ込んで、なるべく時間がかかるように食べさせてあげる方法がオススメです。
ただ、猫缶はやはり猫にとって美味しそうな香りづけや、別腹発動させるような作りになっています。できるだけ総合栄養食のドライフードをメインにしてあげてください。その場合は、一緒に水をなるべくたくさん与えてあげることが大切です。
ドライフードをメインにする方法としては、スープを併用するのがオススメです。スープを最初にあげることによって、猫は「お腹に溜まった感」を味わえます。その後に、カリカリをあげます。最初にあげたスープがある程度お腹に効いていると、カリカリだけで満足してくれます。
この時に使うスープはこちらがオススメです。⇒モンプチピュアスープ