私の職場の友人の話です。
生後7か月の猫を飼っています。先日、健康診断を受けたところ特に問題はなく、そろそろ「去勢手術を」と考えていた矢先でした。
食べたものを全部、吐いてしまって、まったく食べ物を受け付けなくなってしまったとのこと。私が猫が好きなのを知っていて、「何が原因なんでしょうか?」と聞かれました。「私などに聞くよりも、すぐに動物病院に連れて行ってあげてください!」と答えたのは言うまでもありません。
次の日、病院に連れて行ったところ、診断の結果は急性腎不全でした。「生きているのが不思議なくらいだ」と獣医師に言われたそうです。「まだ若い猫なのに、突然、こんな病気にかかってしまうなんて」と友人は言ってました。
4日間の入院治療の末、幸い一命を取りとめました。私も心から「良かった」と思った次第です。ただ、これからしばらくは通院の必要があるとのことでした。
急性腎不全とは?
急性腎不全は、腎臓が急に機能しなくなってしまい、脱水や尿毒症といった症状が現れる病気です。進行がとても早く、数日単位で急速に腎臓機能が低下するので、症状も突然現れます。
初期症状としては、元気がなくなり食欲が落ちる。そして激しい嘔吐。症状が重くなると、尿が出なくなってしまうという危険な状況になります。
体温の低下、けいれんなどの症状が起こり、口からアンモニアのニオイがするなど、尿毒症の症状が現れます。命に関わる、とても危険な状態です。
ただし、急性腎不全は慢性腎不全と違って、初期の段階で治療を行えば早期で回復も見込めるのです。一刻も早く動物病院に連れて行ってあげることがとても大切です。
治療費は?
具合が悪くなった猫を、一刻も早く動物病院に連れて行ってあげたい気持ちはもちろんあるのですが、現実問題としていくらくらい治療費がかかるものなのか、金銭面の不安もありますよね。
面と向かって「いくらかかった?」とは、さすがに友人に聞けなかったので、急性腎不全の治療費の事例をいくつか調べてみました。
- 【ケース1】血液検査、注射、点滴などで約30,000円。しばらく点滴などのために通院が必要。一回の通院で約8,000円、結果次第ではその他にもいろいろかかると言われた。
- 【ケース2】1週間の入院で、検査費別で10万円ちょっとかかった。
- 【ケース3】3泊4日の入院で、 点滴や食事・検査等も含め77,000円くらいかかった。
- 【ケース4】9日の入院で12万円でした。
もちろん病院によって違いがありますが、10万、15万という金額は覚悟する必要があります。
10万、15万・・・大金ですよね。
私は自分の猫が病気になったときに、金銭面の不安をなるべく小さくしたいと思って、治療費の80%を補償してもらえるペット保険に入っています。
もしあなたが、ペット保険のことが気になった場合は、この記事を読んでみてください。