我が家の猫に顔を近づけて、頬ずりをしていたら「クシュン！」とくしゃみをして鼻水を飛ばされました。鼻水の原因としては、主に、風邪をひいている場合と鼻自体の病気の場合、そして花粉症が考えられます。
鼻水（鼻汁）が出ているときのチェックポイント
- どういうときに出ているか
いつも出ているという訳ではなく、ときどき、季節によって出るのは花粉症などのアレルギーの可能性があります。
- どのような鼻水か
水のような透明な鼻水は初期の猫風邪。粘り気があって黄色や白の膿（うみ）が混じっていると副鼻腔炎。
- 鼻のまわりの状態
ずっと鼻水を出していると、鼻のまわりの毛が変色したり皮膚が炎症を起こすこともあります。
- くしゃみはしているか
一般的に猫風邪と言われるウイルス感染症では、くしゃみ、鼻水が見られます。
- 他に症状はないか
鼻水の他に、発熱、せき、眼病などの症状があれば、鼻以外の原因も考えられます。
原因として考えられる病気
- ウイルス感染症
鼻水の原因で一番多いのは、やはりウイルス感染による猫風邪（猫カリシウイルス感染症、猫ウイルス性鼻気管炎）による鼻炎です。くしゃみ、せき、涙目などの症状も併発します。
- 細菌感染
細菌感染による鼻炎の良く見られるケースです。猫風邪の1種である猫のクラミジア症が代表的。くしゃみ、せきなども引き起こします。
- 鼻の病気
もっとも多い鼻の病気は副鼻腔炎です。鼻腔の奥が炎症を起こすため、粘っこい鼻汁が出たり膿がたまったりします。
- アレルギーの病気
ハウスダストや花粉などのアレルギーで鼻水が出ます。
猫にも花粉症があります。花粉症はアレルギーの一つですから、人の場合と同様に症状が出る猫と出ない猫がいます。人の花粉症の症状はくしゃみや鼻水など、主に鼻炎症状ですが、猫の場合はくしゃみや鼻水の他に皮膚のかゆみや発疹、外耳炎などの皮膚症状なども多く現れます。
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