頻繁に咳き込む猫ちゃんがいます。1回咳が出ると、ケホケホと乾いたような咳が立て続けに出るのです。
咳をするたびに体をよじります。食欲がなくなり、グッタリと寝ている時間が増えるという心配な状況。
動物病院に連れていくと気管支炎と診断されました。
気管支炎の症状
気管支炎の主な症状は咳です。猫は本来、あまり咳をしません。咳をすること自体、心配な症状なのです。
咳の刺激で嘔吐することもあります。またウイルス感染が原因の場合は、咳と同時に鼻水や涙、目やに、発熱が見られることも。
重症になると元気が無くなり、食欲も低下します。
原因は?
いろいろな原因が考えられるのですが、一番多いのは猫ウイルス性呼吸器感染症(いわゆる猫風邪)やマイコプラズマという細菌の感染です。これに他の細菌や真菌が二次感染することもあります。
他にもハウスダストやタバコの煙、刺激性のガスなどを吸い込んだ時の刺激が原因になる場合もあります。
ウイルス感染対策にはワクチン接種が有効です。またタバコを吸わない、殺虫剤や消臭剤をむやみに使わないといったことを心掛けてあげるのも大切なことです。
病院での治療の例
人間が気づくほど咳き込んでいる場合は、すでに重症化している可能性があります。気管支炎が重症化すると息がうまくできないので、失神してしまう場合も。
猫が咳き込んでいたら、できるだけ早く動物病院に連れていってあげましょう。重症なら入院ということになるでしょう。
入院中は酸素吸入、点滴、咳止め薬や気管支拡張薬の服用といった治療を受けることになります。咳の症状が無くなり、呼吸機能も正常に戻れば自宅での投薬だけで済むようになります。
もちろん治療期間は猫の症状によって違ってきます。半端なところで治療を中断してしまうと慢性化しかねないと言われて、一年間自宅で投薬治療を続けた方もいらっしゃいます。
最近やっと症状が出ることもなくなり「肩の荷が下りた」とおっしゃっています。優しい方に飼ってもらえて幸せな猫ちゃんですよね。
ペット保険は動物病院の敷居を低くしてくれる。
お恥ずかしい話ですが、私は猫を病院に連れていくとなると、まずお金をことが気になってしまいます。
ましてや入院させるとなると、いったいいくらお金がかかるのか、そのことがまず心配になります。
でも猫に何かあったときには、すぐに病院に連れて行ってあげたい。そう思ってペット保険に入っています。
ペット保険は動物病院の敷居を低くしてくれますよ。