黄色脂肪症という病気は、おもに青魚(アジ、イワシ、サバ、サンマなど)を猫が継続的に食べ続けることが原因で起こります。
まず、腹部に黄色脂肪の硬いかたまりができて、それがやがてうまく歩けなくなるほどの発熱や腹痛は引き起こします。最悪の場合亡くなってしまう、という非常に恐い病気です。
たとえ助かったとしても、治療には食生活の根本的な改善はもちろん、長い時間と大変な努力が必要になります。
黄色脂肪症は別名「イエローファット」とも呼ばれています。
人間用のツナ缶は与えてはいけません!
シーチキンをはじめとする人間用のツナ缶は、猫に与えてはいけません。「魚だから大丈夫と思った」とか「猫が美味しそうに食べるから」とか。お気持ちは私もよく分かりますが、猫の健康を考えるのなら絶対与えてはいけません。
たとえ「にゃー」と欲しそうに寄って来ても「ダメ!」とビシッと拒否しましょう!同じぐらいの値段で「ネコ缶」も売ってますので、与えるなら絶対「ネコ缶」の方にしましょう。
人間用のツナ缶が猫にとって良くない理由は、まず塩分・油分が多いことです。そして猫にとって必要なビタミンなどの栄養素が欠落しています。
与え続けると黄色脂肪症にかかってしまう危険が非常に高くなります。この病気は食べた量の多い少ないにかかわらず、継続的に食べ続けることで患います。猫の健康を望むのなら、与えないことが一番です。
ちなみに黄色脂肪症は漁港は漁師町といった魚食が人の日常にあふれている、そのような町の猫が発病するケースが多いそうです。
今回は、青魚やツナ缶を例に書かせて頂きました。「喜ぶから」とか「よく食べてくれるから」といって与えすぎるのは、却って猫のためにならない典型的な例ですね。
「ネコ缶」は猫が継続的に魚を食べても栄養のバランスを崩さないように必要な量のビタミンなどの栄養素が含まれています。猫には「ネコ缶」を与えてあげてくださいね。(笑)