真菌症を患っている猫がいます。患部を舐めたりひっかいたりしないように、「コレを付けてね」と動物病院でエリザベスカラーを渡されました。
家で早速つけてみたのですが、案の定いやがります。猫が傷を舐めて悪化させないために必要だとわかってはいるのですが、飼い主の方はやはり可哀そうになってしまいました。
そこで、自分で手作りできないかしら、と思い立ったのです。
誰でも簡単にできる手作りの方法
エリザベスカラーを手作りする一番簡単な方法は、カップ麺の容器を使うことです。「カップ麺なんて・・・」と思うかもしれませんが、通常のエリザベスカラーよりも軽いですし、肌に当たる感触が柔らかいというメリットがあります。
作り方は本当に簡単です。カップラーメンを食べたら容器をよく洗って乾かして、底をくり抜くだけです。
注意点としては、猫が容器を外そうと体を後ろに引いても、外れないくらいの大きさに切り抜くことです。猫の首は意外と細いです。ふわっと見えている部分は多くが毛ですので、大き目に作ってしまうとすぐに抜けてしまうのです。
また、あまり大きすぎる容器は、猫の視界を妨げてしまい、ストレスになります。まあ、カップ麺ですから何個か食べて、ちょうど良い大きさのものを見つけて、くり抜く穴の大きさも工夫してあげてください。
いろいろな種類のものが売っています
手作りにこだわらないなら、いろいろな種類のエリザベスカラーがネット通販などで売っています。選ぶポイントとしては、大きさと素材ということになります。
大きすぎると、ご飯を食べたり水飲みがしにくくなってしまいます。ふちが当たってご飯まで口が届かないのです。やはり自分で大きさをカットできるような素材のもが良いですね。
また、ご飯や水飲みのお皿を雑誌などで底上げして、高さを出してあげると食べやすくなります。
素材は布、クッション、ポリエステル生地などのソフトなものが良いですね。プラスチックなど固いものは避けてあげてください。布やクッションなどの素材であれば、猫も付けたまま眠りやすくなります。
名前の由来は?
エリザベスカラーの名前の由来は、16世紀イギリスのエリザベス朝時代のファッションがレースなどを立てる襟(カラー)だったからです。なるほどよく似ていますね。