猫の年齢にかかわらず、こまめに健康チェックしてあげるのはとても大切なことです。健康チェックと言っても、あまり難しく考えなくても大丈夫です。むしろ猫を「ヨシヨシ!」と撫でてあげるスキンシップの一環として、心がけてあげるのが良いと思います。
毎日、健康チェックをして猫の病気の兆候を早期に発見することができれば、それだけ早く動物病院に連れていって診てもらうことができます。病気が進んでしまってから診てもらうよりも良い結果が望めるでしょう。
口のチェックポイント
- グラついている歯がないか
- 口内から臭いにおいがしていないか
- 口内に腫れている箇所はないか
- 顎や顔に腫れはないか
- ヨダレを垂らしていないか
- 食事のとき痛そうに食べていないか
- 上手に食べられずにポロポロこぼしていないか
該当する項目があるようなら、歯周病や口内炎の可能性があります。歯周病や口内炎はさらに大きな病気につながる危険があります。
体のチェックポイント
- 「しこり」はないか
- 触ったり押したりすると痛がらないか
- お腹が硬くなって、腸が詰まっているような感じはないか
- 急にやせたりしていないか
- 嘔吐や下痢はないか
しこりは単なる脂肪のかたまりの場合もあるのですが、最悪の場合ガンの可能性もあります。お腹が硬くなって、腸が詰まっているような感じがするときは、症状が重くなると巨大結腸症という病気になり手術が必要な事態になります。
その他のチェックポイント
オシッコに血やキラキラした砂のようなものが混じっていたら泌尿器系の疾患が疑われます。トイレのときに痛がるそぶりがないかもチェックしてあげてください。
水を飲む量が急に増えたら腎臓病が疑われます。とくに老齢の猫は多かれ少なかれ腎臓に疾患を患っている可能性が高いのです。
鼻が乾いているのは風邪のサインかもしれません。咳をする、ゼイゼイいう、なども明らかに病気のサインです。 毎日のスキンシップや健康チェックをする中で、アレっと思うことがあったらすぐに病院に連れていって健康診断を受けさせてあげましょう。