「ペット保険の加入の際に健康診断は不要」は建前です!

加入に際して、健康診断が不要なペット保険があります。

  • アイペットのペット保険「うちの子」
  • ペットメディカルサポートのペット保険「PS保険」
  • アニコム損害保険「どうぶつ健保ふぁみりぃ」

が、それに当たります。

また、ある年齢に達するまでは健康診断は不要という保険もあります。私が加入しているペッツベストでは、7才までは不要です。

飼い主による告知書の記載のみでOKなのです。

これって一見、加入のハードルが低くて良いようにも感じますが、本当に大丈夫なのでしょうか?

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健康診断しないで加入させて大丈夫なのか?

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私の猫をペッツベストに加入させたのは4才のときです。ですから加入に際して健康診断書の提出は求められませんでした。

しかし、その時は特に気になりませんでした。何故かというと、以前から去勢手術やワクチン接種などで動物病院にかかっていて、その際、健康診断もしてもらい、特に病気がないとわかっていたからです。

保護したばかりの野良猫を加入させるとき

「保護した野良猫でもペット保険に加入できるのか?」という疑問を持っている方が多いことをネットで知り、4社ほど実際にサポートに電話して必要事項などを聞いてみました。(前回の記事)

そうしますと、健康診断とワクチン接種が必須と回答した会社と、猫の性別と生年月日の確認(推定)のみでOKと回答した会社に分かれました。そこで初めて、「野良猫を加入させる際に健康診断が不要なのはおかしいのではないか?」という疑問を持ちました。

ご存知のように、補償が開始される前に発症していた病気やケガは補償対象外になります。申し込み時点で、猫が健康体かどうか健康診断を受けてしっかり把握するのは、とても大切なことのはずですよね。

それなのに、猫の性別と生年月日の確認(推定)のみでOK、健康診断は必要ない、というのはおかしいのではないか、と思った訳です。

飼い主による告知書で判断するといっても、健康診断を受けていないとわからない項目もあります。

例えば、

  • 6ヶ月以内に、何か病気と診断されたことがあるか?
  • 先天性の異常と診断されたことはあるか?
  • 猫エイズや白血病などのウイルス性の病気を診断されたことはあるか?

といった項目です。

「性別と生年月日の確認のみでOK、健康診断は必要ない」というサポートの回答を鵜呑みにして、すべて「いいえ」と回答して告知する人が出てくる可能性もあるのではないかと思った訳です。

この疑問をペッツベストに聞いてみた。

私が加入しているペッツベストも、「性別と生年月日の確認のみでOK、健康診断は8才になるまでは必要ない」との答えでした。そこで、もう一度改めて電話して、上記の疑問を聞いてみました。

そうするとやはり、「動物病院で獣医師による健康診断は必要ない、飼い主が記入した告知書のみで判断させて頂く」という回答でした。

それでは、次のような場合はどうなるのかと、さらに聞いてみました。

  • 健康診断を受けずに、特に異常は無いと申告して、保険加入の許可が下りた。
  • 補償が開始されて半年後くらいに血尿が出て、診察を受けたら膀胱炎と診断された。
  • 発症時期が、補償開始前か後かが問題になった。
  • 申し込み時に健康診断を受けていないので、その時点で膀胱炎はまだ発症していなかったという証明ができない。

「例えばこのような場合は、膀胱炎の補償はしてもらえるのですか?」と聞いたら、「仮定の話はこの電話では、お応えできません。」と言われました。

「今までに、加入者との間で、この種のトラブルはありませんでしたか?」と聞いても、「わかりません」とのことでした。

「調べて明日にでもお電話を頂けますか?」と聞いたら、OKと言うことでしたので、私の名前と電話番号を申し上げて電話を切りました。

次の日、上司の方から電話がかかってきた。

次の日、約束の時間ピッタリに電話がかかってきました。上司の方のようでした。

そこで、

  • 野良猫であっても、飼い猫であっても、加入時に健康診断が必要ないという理由が、どうしても分からない。
  • 申し込み時の健康状態があやふやなまま、告知書にはすべて該当なしと記入してしまう飼い主もでてくるのではないか?
  • 申し込み時にはなんの病気も無かったという証明ができずに、いざ保険金請求となったときに加入者が不利になるケースもあるのではないか?
  • 今までにこの種のトラブルはありませんでしたか?

という私の疑問をもう一度聞いてみたところ・・・

まず、申し込み時に健康診断が必要ないということと、健康診断も受けずに告知書を記入するということは、「別な話」だということでした。

一般的な常識として、ペットの飼い主なら、ましてや野良猫を拾ってきて家で飼うというのなら、動物病院に連れていって何か病気にかかっていないか、ケガをしていないか調べてあげるのは当然のことですよね、と言われました。

「私も当然のことだと思います。その当然のことをサポートに電話しても『必要ない、必要ない』の一点張りなのはおかしいのではありませんか?」と聞くと

「その点に関しては、訂正して謝罪致します。私どもの教育不足でございました。」と答えてくださいました。

「今後の業務に必ず生かしてまいります。」とも言ってくださいました。

なお、病気の発症時期が保険開始日より前か後か、というトラブルは正直にいって「ある」とのことでした。

このように、例えホームページに申し込みに際して健康診断の必要はない、と書いてあっても、それは建前です。ペット保険に申し込む際には、というか猫を飼うと決めたからには、ちゃんと健康診断を受けて、猫の健康状態を把握してあげてください。

ワクチン接種も去勢・避妊手術もしてあげてください。飼い主として、当然のことです。

この数日間のやり取りを通じて、ペッツベストのサポートセンターの「誠意」を感じることができました。何度も電話して良かったと思っています。

【参考記事】
>>「ペットの治療費ってこんなに高額なの?10万、20万は当たり前。」

>>「猫の医療費に備える!ペット保険加入のメリット・デメリット」


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大切な愛猫のために、私はペッツベストに加入しました。

たくさんのペットの保険がありますが、年齢が上がっても保険料の値上がり幅が緩やかだったので選びました。

我が家の猫ちゃんが加入した猫保険

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