花粉症と簡単に決めつけるのが危険な訳とは?

クシュン!クシュン!クシュン!クシュン!猫がくしゃみを連発している。季節は春。

「間違いなく花粉症だわ!大したことないわね♪」

ちょっと待ってください!安易に花粉症と決めつけてしまっていいんですか?

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そもそも花粉症とは?

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花粉症とは、スギやヒノキなどの植物の花粉が原因となって、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を起こす病気です。

では、「アレルギー症状って何?」と質問されて、あなたは正確に応えられますでしょうか?私は答えられませんでした。(笑)そこで調べてみました。

私たちの体には、細菌やウイルスなどの病原体が入ってきたとき、それらを除いて体を守る「免疫」という働きがあります。ところが、この免疫が食べ物や花粉などに過剰に反応してしまうことがあります。これを「アレルギー反応」と呼んでいます 。

例えば、目に付着した花粉を外に出そうとして、体の免疫機能が過剰に働きアレルギー反応が起こり、涙が出やすくなったり、酷いかゆみを引き起こしたりするのです。

また、鼻に入った花粉をくしゃみで外に出そうとして、体の免疫機能が過剰に働きアレルギー反応が起こり、くしゃみが止まらなくなるのです。花粉症のくしゃみは、頻度が高く、ときには連続で10回以上出ることもあります。

花粉症の症状と対策

人間の花粉症の4大症状は、くしゃみ・鼻水・鼻づまり・目のかゆみです。猫も人と同じようにくしゃみや鼻水、目のかゆみといった症状が現れます。特に、目が小さくなったように見えるほど腫れぼったくなり(内側が腫れているため)、ショボショボして見るからにつらそうな状態になる猫が多いのが特徴です。

また、皮膚のかゆみや発疹、外耳炎などのアトピー性皮膚炎症状が見られることもあります。「アトピー性皮膚炎」とは、アレルギー反応と関連があるもののうち、湿疹などの皮膚の炎症を伴う過敏症のことです。

ちなみに犬も花粉症になりますが、犬の花粉症では人や猫と異なり、鼻炎・くしゃみなどの呼吸器症状の発生はあまりなく、主にアトピー性皮膚炎症状が見られます。

完全室内飼いの猫なら、人間と同じように加湿機能付きの空気清浄機があればかなり楽になるはずです。病院ではアレルギー検査をし、花粉症と判明すれば抗ヒスタミン剤などを使って治療することになります。

安易に花粉症と決めつけるのは、猫にとって危険

猫が春の季節に、くしゃみを連発して目をショボショボさせているからといって素人考えで花粉症だろうと軽く考えて放置するのは危険です。くしゃみや涙がでる病気は他にもたくさんあるからです。

代表例は猫風邪ですね。抵抗力のない子猫や、体力が落ちている老猫が猫風邪にかかれば命の危険に繋がります。

どんな病気でも言えることですが、大事になる前に動物病院で診てもらうのが何よりも大切なことです。春だから花粉症だろうと、安易に決めつけないであげてくださいね。案外、重い病気の前兆の可能性もあるのですから。

参考>>動物病院での治療費は幾らくらい?気になる方はコチラ


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