猫がいつも頭を振る動作をしているようなら注意が必要です。頭や耳が気になると、猫は頭を振ります。何日も続くようなら、動物病院で診察を受けましょう。思いもしないような重大な症状のサインかもしれません!
頭を振るときのチェックポイント
- どんなときに振っているか
いつも振っているかどうかをチェックします。虫などが耳に入って一時的に激しく頭をすることもあるからです。
- 他に症状はないか
体のどこかをかいていないか、足元はふらついていないか、などを見ます。
- 頭の様子は?
何度も激しく振っているか、バランスが取りにくい感じでユラユラと振っているか。
- 耳の様子は?
耳の中に汚れがたまっていないか、イヤなにおいがしないか、耳の中やまわりに傷や腫れはないか。
考えられる病気
- 耳の病気
猫が四六時中頭を振っているなら、ほとんどの場合、耳の病気が原因です。耳かいせんや外耳炎などのかゆみや痛みで頭を振ったり、耳をかいたりします。
- 脳神経の障害
耳の病気が内耳まで進行して前庭障害が発生すると、平衡感覚が侵されて頭を振るようになることもあります。
脳の腫瘍が原因で頭を振ることもあります。さかんに頭を気にして足でかくこともあります。
耳掃除の仕方
猫の耳の中を清潔に保ってあげるのは飼い主の仕事です。
猫の耳の中が余りにも汚れているようでしたら、小指にティッシュペーパーを巻きつけて、耳の入り口付近を軽く拭き取ってあげましょう。この時、動物病院などで販売されている耳掃除用のクリーニングローションをティッシュに染み込ませておくとスムーズに耳掃除できます。
綿棒を用いて奥まで丁寧に耳掃除しようとすると、汚れを奥の方に押し込んでしまうことがあります。
また猫が突然動き出したときに耳の中を傷つけてしまう恐れがあり、かえって危険です。入り口近辺だけにしておきましょう。入り口近辺より奥の領域に関しては、獣医さんに任せたほうが無難です。
【参考記事】当事者になったつもりで、読んでみてください。
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