ストレスから脱毛してしまう猫もいる、というお話です。
猫は猫なりに悩みを抱えている場合もあります。
猫にも性格があります。
- 明るい猫。
- 暗い猫。
- 気が強い猫。
- 気が弱い猫。
- 周りに気を使う猫。
- 自分勝手な猫。
- おおらかな猫。
- 神経質な猫。
猫にも感情があります。
- 嬉しい。
- 楽しい。
- 寂しい。
- 怖い。
- イヤだ。
- 怒られちゃった。
- 嫉妬。
ストレスを感じるのは猫も同じ
強いストレスを感じている猫は、体をしきりに舐めるようになります。前足や背中、腰などの1箇所を繰り返し繰り返し舐めることが多く、その部分の毛がしだいに抜けていってしまうのです。
また人間の円形脱毛症と同じように頭や肩などの毛が部分的に抜けることもあります。さらに深刻になると、舐めるだけでなく噛んだり、かきむしったりという行為も加わり、患部は血がにじんでとても痛々しい状態になります。
以前飼っていた神経質な「さくら」という猫
以前、「さくら」という名前のメス猫を飼っていました。さくらの性格を一言で表すと、神経質。
胸のあたりの毛を、脱毛するほど繰り返し繰り返し舐める癖がありました。舐めるだけでなく、噛むこともあるうようで脱毛した箇所から血が滲むような状況でした。動物病院で診てもらって、さくらがエリザベスカラーを付けさせられたのも良く覚えています。
そんなさくらも寝顔はとっても穏やか。性格が神経質でも凄く可愛い猫でした。こういうときよく、「ストレスの原因を取り除いてあげれば良い」なんて言い方をするじゃないですか。でも、それって凄く難しいことですよね。なにしろ相手は猫ですから。
ただ、新しい猫が入ってきたときに元々いる猫の元気がなくなる、というのは確かにあると思います。「おまえも大事なんだよ!」とどんなに伝えてるつもりでも、猫は猫なりに嫉妬の気持ちや、寂しい気持ちを持ってしまうのかもしれません。この辺りの感情は猫は凄く豊かです。