私の家のメス猫のクロはとても人見知り。臆病といってもいいかもしれません。抱っこなんて夢のまた夢。私が近づくとすぐ逃げてしまいます。なんとか仲良くなりたいと試行錯誤の日が続きました。
このページでは、近づけば逃げるばかりだったクロが、少しだけ心を開いてくれた方法をお伝えします。
段階を踏む
私もそうですが、猫が好きな人は仲良くなりたいがために猫を見つめて微笑んだり、撫でようとして急に近づいたりしてしまいがちです。しかし、それは人見知りで怖がりの猫にとってはかえって逆効果。
特に目を合わすことはいわゆる「ガンを飛ばす」という状態で猫に恐怖を与えてしまいます。いきなり抱っこなんて、所詮無理な話。
では、どうすればいいのか?段階を踏むことが大切です。
空気のような存在になる
まずは猫にとって空気のような存在になることが大切です。空気のような存在とは、つまり猫にとって安心だということ。
- 猫がいても知らんぷり
- ゆっくり動く
- ボーっとした感じ
このような感じで、静かに声もかけずにそっとごはんの準備をしてあげます。
少しだけさわれるようになる
ご飯をくれて、驚かせたり危害を加えたりすることがないとわかれば、少しだけならさわることもできるようになります。さわらせてはくれますが、まだ緊張感が残っていて、少し我慢している感じです。急に動いたり手を出すと驚かせてしまいますので、動作は静かにしてまだ目はほとんど合わせません。
このときに大切なのは、猫と同じ高さになるということです。
- 猫がソファにいるときには人間もしゃがむ。
- 猫が床にいるときには、人間もうつ伏せになる。
さわるときは猫の目より下の位置から手をそっと出し、あごや顔の横などをさわってみます。
好物を指に塗って舐めてもらう
少しぐらいなら撫でることもできるようになってきました。手を差し出せば猫がにおいを嗅いでくれるようになったら、次の作戦。
- 猫の好物を指に塗って舐めさせる。
クロはマヨネーズが好きです。(人間の食べ物を大量に与えては絶対にいけません!)指に少しだけマヨネーズを塗って、顔にそっと近づけます。
このときも、猫と同じ高さになることがポイントです。驚かさないように、静かにそっと指を近づけます。
ペロッと舐めてくれたときから、お互いの距離はグッと近づきました。
まとめ
いくら猫が好きであっても、大声で「かわいー!」と近づけば、それは猫にとっては「好意」ではなく「脅威」になってしまいます。
まずは猫に安心してもらう、安全な人だとわかってもらうことが大切ですね。