昔、子供の頃読んだ物語でネズミたちが喧々諤々議論している話がありました。
「僕たちの安全のために、猫に鈴を付ければ良い!」
「なるほど、猫に鈴を付ければチリンチリン鳴ってくれるから、近づいてきたらすぐに逃げられるね!それは良いアイデアだ!」
「ところで誰が猫に鈴を付けるの?」
全員沈黙してしまった、という流れだったと思います。
さておき、猫に首輪を付けてあげると可愛いですよね。鈴やリボンのついた首輪で愛猫のおしゃれを演出してあげることができます。
ただし、猫の首輪の「危険性」を認識しておくことは必要ですね。
「子猫に首輪」は特に危険です。
「子猫に首輪」は特に危険。何故か?少しだけ考えてみてください。
子猫は、驚くほどの速さでグングン成長します。日に日に体が大きくなります。首輪を付けたまま、万一脱走してしまったら・・・子猫は自分で首輪をはずすことはできません。
どれだけ危険か、もうお分かりですね。
また、脱走はしなくても子猫は家の中を縦横無尽に走り回ります。驚くほどの速さで高いところに駆け上がりますし、勢い良く飛び降りることもあります。
どれだけ危険か、もうお分かりですね。
そして首輪の危険は子猫だけでは、ありません。成猫も老猫もやはり首輪を付けることの危険はついて回ります。ネットで調べていると悲しい事故も実際起こっています。万が一、自分の猫がそういう事故に遭ってしまったとしたら、あなたは耐えられますか?
「セーフティ首輪」というものがあります。
とはいえ首輪が必要な場合もありますよね。特に、自由に外に出られるような飼い方をなさっている場合は、「迷子札」として首輪を付けている方もいらっしゃると思います。迷子札に飼い主の名前、住所、連絡先など記して、猫が迷子になってしまった時に備えるというのは大切なことです。
調べてみると「安全首輪」「セーフティ首輪」というものがあります。引っ掛けたり強く引っぱったりしたときに外れやすい作りになっています。ただこれも安全性に配慮した作りではありますが、危ない状況になったときに必ず外れるという保証はありません。
しかし絶対外れない首輪よりは全然良いと思う訳です。「迷子札」として首輪を付けている場合は検討すべきことだと思います。
完全室内飼いでおしゃれを楽しむといった目的で首輪を付けている場合は、外出するときや目が離れるときは外してあげた方が良いと私は思います。
参考>>ペットの治療費の事例集