テレビを見ていると、保険のコマーシャルが多いですよね。「50、80、喜んで!」とか「持病があっても入れるんです!」とか、そういったキャッチが耳に入ってきます。
裏を返せば、高齢であったり、持病があったりした場合、入れる保険は少なくなるということでしょう。
猫の保険でも同じことが言えます。どのペット保険でも、まず最初に確認すべき、加入条件の2つのポイントを説明します。
加入条件の2つのポイント
動物病院をすべて自己負担で利用するとなると、どうしても高額になってしまいます。猫のために、お金のことをあまり心配しないで動物病院を利用できるようになりたい。
気軽に動物病院を利用するために、あなたが猫をペット保険に加入させたいとお考えになった場合、まず最初にペット保険の「加入条件」を確認しなければなりません。
大きなポイントは2つです。現在の猫の年齢と健康状態。この2つが猫をペット保険に加入させるために、まずチェックすべきポイントになります。
ポイント①契約可能年齢
どの会社のペット保険でも新規に加入する場合、加入できる年齢の範囲が必ず定められています。これを「契約可能年齢」と言います。
この契約可能年齢の範囲から外れた年齢のペットは、その保険に新規に加入はできません。「50、80、喜んで!」というわけには行かないのですね。
猫が年を取り、病気がちになったときに備えてペット保険に入ろうとお考えになる方も多いと思います。そのような方にとってはペット保険の年齢制限は切実な問題ですよね。
ところであなたは猫の正確な年齢をご存知ですか?ペットショップで出会ったということであれば、年齢もはっきりしていますし証明書などもお持ちだと思います。
でも、もしあなたが保護した野良猫を飼っていらっしゃるということであれば、正確な年齢はわからないですよね。私も今までたくさんの猫を飼ってきましたが、すべて元野良猫でした。
でも猫の正確な年齢がわからないからペット保険に入れない、ということはありませんのでご安心ください。動物病院でだいたいの年齢を調べてもらえば大丈夫です。
参考記事>>「猫の年齢がわからないとペット保険に加入できない?」
ポイント②猫の健康状態
ペット保険の加入条件のもう1つの大きなポイントは、猫の健康状態です。やはり猫の現在の健康状態が良くないと、ペット保険には基本的に加入できません。
どの保険会社でも「告知制度」があります。飼い主はペット保険に加入する時、ペットの過去の病歴や現在の健康状態などを詳しく保険会社に伝えなければなりません。
ここでごまかそうとしても不可能です。保険金を請求する時、獣医師や動物病院に照会されてしまいます。最悪の場合、保険が適用されるケースであっても保険適用外にされる、あるいは契約解除などの処置を取られる可能性もありますので、正直に告知義務を果たすことが大切だと思います。
その他の加入条件として、どの保険会社でも「ワクチン接種」を受けていることが必須になります。また、加入時の年齢によっては「健康診断」が必要になる場合もあります。
【参考記事】当事者になったつもりで、読んでみてください。
>>「ペットの治療費ってこんなに高額なの?10万、20万は当たり前。」
>>「猫の医療費に備える!ペット保険加入のメリット・デメリット」