猫は私たち飼い主が思っているよりも早く老いていきます。7才ですでに「高齢猫」に区分されてしまうほどです。
猫が年を取ってくると病気の心配も多くなってきます。動物病院に通う機会も増えていくことでしょう。
猫保険の恩恵を特に実感できるのは、かさみがちな通院費用です。猫が少し具合が悪そうにしている時でも費用のことをあまり気にせずに、動物病院に連れていく事ができます。
猫は長引く病気にかかりがち
猫は長引く病気にかかりがちな動物です。例えば、あまり考えたくはありませんが、猫の死因の第1位の病気は「慢性腎不全」です。
慢性腎不全は6才以上の猫に多い病気で、腎臓の機能が少しずつ破壊され機能不全に陥ります。悪化すると「尿毒症」という症状にいたります。
尿毒症は、本来なら尿として体の外に排泄されるはずの老廃物が十分に排泄されないことが原因でおこります。この状態のまま放置すると、毒素が体内に蓄積して、やがて全身の臓器に障害をもたらし命に関わることもあります。
猫の慢性腎不全は、少しずつ少しずつ進行していく病気です。手術をすれば完治する、という病気ではないのです。定期的な治療を受けるためにずっと通院し続けなければいけません。
動物病院は自由診療なので治療費は病院によって異なる面もありますが・・・
慢性腎不全の場合、1回の通院で5~6,000円くらいはかかります。
週1回の割合で1年間通院したとしたら、6,000円×4回×12ヵ月=288,000円
この病気で2年、3年と通院する飼い主もたくさんいらっしゃいます。治療費も本当に高額になってしまいます。
猫保険なら長引く病気にも備えられる
猫にかかる高額な治療費と言えば、突然大きな出費を強いられる「手術代」が思い浮かびます。もちろん手術代も高額です。
しかし、上記の腎不全の例でもわかるように、猫の一生にかかる治療費として考えると「通院費用」の方が高額になる場合も多いのです。
猫は人間よりもずっと早く年を取っていきます。病気になる確率も人間よりも高いです。2つ、3つと長期通院が必要な病気になってしまう猫もいます。
病気知らずで20年生きて老衰で亡くなったなら、それは猫も飼い主も幸せでしょう。しかしそれだけに期待するのは無責任というものではないでしょうか。
「猫の長期通院で高額な治療費を請求されてしまったらどうしよう?」
「猫の治療費に何十万円も自分に払えるだろうか?」
このようなリスクを当事者になったつもりで考えて、私はペット保険に加入しました。私が加入したペッツベストなら通院・入院・手術にかかる費用の80%を補償してもらえます。
猫の病気のリスクを当事者として考えるのなら、「安心料」を払うような意識でペット保険に加入する、というのも1つの方法だと思います。
【我が家の猫たち】寝ているときだけおとなしい。(レン。オス4才)
【参考記事】当事者になったつもりで、読んでみてください。
>>「ペットの治療費ってこんなに高額なの?10万、20万は当たり前。」
>>「猫の医療費に備える!ペット保険加入のメリット・デメリット」