健康な猫のウンチは、トイレ砂をすくうスコップにベタッと付かない程度の硬さです。いつもと同じフードを食べているのに、急にウンチが柔らかくなったら異常のサイン。
このページでは、猫が下痢ウンチをしたときの対応の仕方をまとめました。
猫の下痢。病院に連れていく必要のある目安は?
まずウンチのゆるさの加減で違いが出てきます。
正常なウンチより少し柔らかい程度の軟便の場合は緊急性は低いと言えます。しばらく様子を見ても大丈夫でしょう。
ただし軟便が何日も続いたり、どんどんウンチの状態が悪くなっていくようであれば病院に連れていかなくてはいけませんが。
猫はフードや環境が変わるだけでも腸内細菌のバランスが崩れ、下痢をすることがあります。ですから猫が下痢をしてもそれが1回きりで、ふだんと変わりなく元気なら丸1日は様子を見ていいでしょう。
丸1日経っても下痢が収まらないということであれば、なんらかの病気の可能性があります。病院で診てもらいましょう。人間でも丸1日以上下痢が続けば「おかしいな」と思いますよね。猫も同じです。
すぐに病院に連れていったほうが良い場合
次のような場合は急いで病院に連れていってあげてください。
- 下痢ウンチがどす黒い、または血が混じっている。
- 形を成さない泥状や水状のウンチ。
- 回数や量が多い。
- グッタリしている、体が熱い、食欲・元気がない。
下痢が続くと脱水してしまうので、そのことも危険です。特に子猫や高齢猫は体力がなく衰弱してしまう危険があるので、下痢の症状が見られたら様子を見ずにすぐに病院へ連れていってあげてくださいね。
実際に病院に連れていくときのポイント
下痢ウンチの色や形状、量や回数、猫の様子を獣医師に伝えられるようにしっかり観察してメモに取っておきましょう。可能であれば下痢ウンチを持参すると診断の役に立ちます。
使い捨てのスプーンを使ってウンチをラップに取り、プラスチックの密閉容器などに入れて持っていきます。ティッシュやトイレットペーパーは染み込んでしまうので使わない方が良いでしょう。採取する量は親指の先程度で十分です。
動物病院の費用が気になる
私もそうなのですが、いざ猫を動物病院に連れていくとなったときに、まず費用のことが気になってしまう方もいると思います。
「いったいいくらかかるだろう・・・」
そんなときペット保険に入っていると、金銭面で動物病院のハードルがグッと低くなりますよ。