猫が可愛いからと、無理やり抱っこすることはありませんか?特に寝ているときとか。
抱っこは本来、猫同士ではありえない不自然な体勢になるので、嫌いな猫は多いものです。
無理やり抱っこは、嫌われるもとですよ。(笑)
抱っこ嫌いな猫が多い
私の経験から言っても、猫はあまり抱っこされるのは好きではありません。抱っこをせがむとか、抱っこすると甘えるとか、そういう猫はいなかったように思います。
気が弱い猫なら、体を固くしてこわばった表情でジッと我慢していたり。最初は、まんざらでもない顔をしていても、しつこく抱っこしていると暴れて逃げ出したり、噛みつかれたり。
無理な抱っこは禁物ですし、ヤメ時の見極めも大切ですね。
「受け身」な態度が好まれる
猫は1匹でいたいときに、無理やり構われるのが苦手です。可愛いからといって、追いかけまわして無理やり抱っこばっかりしていると嫌われたり、警戒されたりしてしまいます。
猫がコミュニケーションを求めてきたときだけ相手をする、言ってみれば「受け身」の態度が好まれます。
また、抱っこが苦手な猫でも、体や頭を優しく撫でられるのは好きです。猫にあまり依存し過ぎず、あっさりとしたスキンシップを心掛けたほうが猫に好かれますね。
上手な抱っこの仕方
たまにですが(笑)抱っこされるのが好きな猫もいます。また気分次第で抱っこ嫌いな猫が、「抱っこおねだりオーラ」を出してくる場合もあります。病気のときなど、どうしても抱っこしなくてはいけないときもあるかもしれません。
そのようなときのために、上手な抱っこの仕方を覚えておきましょう。(右利きの方の例です。)
- 猫の体を起こし、左手で両方の前足を付け根からつかみます。このとき前足の間にひとさし指を入れると安定します。
- おしりの下から右手を回して、下半身を支えます。
- 猫の全身を飼い主の胸に密着させて、安定させます。猫が暴れたら前足を抑えて、腕で胴体を抑えるようにします。
必ず両腕を使って、猫の体を包み込みます。左腕で上半身、右腕で下半身をしっかり包み込むようにして猫の全身を支えます。