このページでは、とても辛い話ですが、野良猫に餌をあげることが良くない理由について書いていきます。
- 安易に餌をあげるとどうなるのか?
- じゃあ、どうすればいいのか?
目を背けずに、詳しく見ていきましょう。
どうなるのか?
近所の野良猫がお腹を空かせているようなので、かわいそうになって餌をあげに通っている。そのようなことはありませんか?
実は私自身、昔、こういったことをしていました。しかし、かわいそうだからと、ただ餌をあげるだけの行為は、結局は野良猫のためにならないということを、本を読んで学びました。
野良猫に餌を与えると、「ここに来れば餌がもらえる」と思って、必ず来るようになります。
他の野良猫たちが集まってくることもあります。
もし何かの事情で、餌を与え続けることができなくなってしまったら、もっと「かわいそう」な状態になってしまいます。
また、避妊・去勢をしていない野良猫たちの栄養状態がよくなれば、たくさんの子猫が生まれるでしょう。生まれた子猫達を待っているのは、それはそれは過酷な野良生活です。
安易に餌を与えるだけの行為は、結局「かわいそう」な野良猫を増やす手助けをしているのと同じことになってしまいます。
また、世の中には、私たちのように猫好きな人ばかりではありません。野良猫が集まれば、糞尿被害に腹を立てた人に捕まって保健所に連れて行かれたり、虐待を受けたりする可能性だってあります。
どうすればいいのか
どうしても餌を与え続けるということであれば、一番良いのは、保護して家で飼ってあげることです。私の家の猫たちは、全員野良猫でした。
しかし、いろいろな事情でどうしても飼ってあげられない、という方もいるでしょう。その場合でも、あなたが餌を与えることで、これ以上野良猫が増えないように、去勢・避妊手術だけはしてあげるべきです。
猫は一度にたくさんの子猫を生みます。「餌をやる」という行為が不幸な命を増やすことにつながらないようにしてあげる必要があります。
それができないということであれば、餌を与えるべきではないのです。安易に餌を与えるだけの行動は、結局、無責任な行動なのです。
私たちのような猫好きにとっては辛い話ですが、これが現実ですね。
【参考記事】
>>「ペットの治療費ってこんなに高額なの?10万、20万は当たり前。」