家で何かに集中したいといったときに、猫がじゃれてきて困る、なんてときはどうすればいいかご存知ですか?答えは、猫の体より少し小さめの「箱」を準備してあげることです。
猫は本当に箱に入るのが好きですよね。猫の箱好きの理由を調べてみました。
猫が箱が好きな理由
気が付けば、狭い箱の中に入っている猫。その可愛らしい様子に、癒されている飼い主の方も多いのではないでしょうか?
猫の鎖骨は人間と違って他の骨と連結していないのだそうです。ですから自分の頭が通る場所であれば、首から下を頭の幅まで狭めて通過することができます。また体も柔らかくてグニャグニャしているので、自分の体よりも小さな箱に器用に収まることができるのです。
しかし、こうした「身体的特徴」だけでは、猫の箱好きは説明できませんよね。
狩猟本能の名残
猫が野生時代に獲物としていた動物は、小さな穴や木のくぼみを巣にしているネズミや鳥などでした。小動物の巣を思わせる箱は、本能的にのぞいたり掘ったりしてみたくなるのです。しかし何もないことを確認すると、自分の寝床にしてしまいます。
また、小さな穴や木のくぼみに潜り込むと、敵から見つかりにくく、襲われにくいという利点もありました。
ストレスの解消
「隠れるという行動は、あらゆる種にとって環境変化とストレス要因に対処するための行動戦略です」と、動物学者は述べています。
温度が快適
猫が「快適だ」と感じる温度は、人間よりもかなり高いのだそうです。とくにダンボールは優れた断熱材ですし、スペースが小さい箱の中では猫は丸くならざるをえません。結果として体温保持につながる訳です。
落ち着ける安全地帯
もともと猫は群れを作らず、単独で生活する動物です。他者を避けるか活動を抑えることで、敵対する相手との接触を回避しようとします。
つまり箱は不安や敵意、余計な注目を集めないための「安全地帯」としての意味をもつことが多いのです。
現代の家猫の場合は、「ちょっと独りにしておいて」という時、箱に入る猫もいます。しっかり自分をガードしてくれる箱の中で、誰にも邪魔されずにゆっくり休みたいのです。
このように猫が箱好きなのは「精神的な要因」が大きいのではないでしょうか?毛布に潜り込むのが好きな猫が多いのも同じ理由だと思います。(笑)
箱好きな猫の可愛い動画
ユーモラスな猫の動画は、ネットでたくさん公開されています。
しかし、あまりにも猫が「やらされてる感」が大きい動画は、私は好きになれません。掃除機ルンバに乗せられたり、湯船に入れられたり・・・
そういう意味で、この箱好きな猫の動画は、自然な感じでとても良いと思います。箱が好きで好きでたまらない感じが良く出ていて、見ているこちらも思わず癒されますね。