メス猫の妊娠可能年齢や妊娠可能体重をご存知ですか?
私の家の猫たちは全員、去勢・避妊手術をしています。出産させるつもりが無い以上、そうしてあげた方が猫たちのためになると思うからです。
ただ、あなたが「拾ってきた子猫が妊娠しているかもしれない」という状況もあるかもしれません「外にも出しているメス猫が妊娠したかもしれない」というケースもありますよね。
決して「おめでたい」だけでは済まない、命にかかわる重いテーマですね。
妊娠可能な年齢と体重
猫の年齢を人間と比較すると、猫の満1歳は人間の20歳にあたり、その後は1年につき人間で言えば4歳分ずつ加わっていきます。あっという間に子猫は大人になります。
メス猫は生後6ヶ月から12ヶ月で最初の発情が起こり、妊娠が可能になります。しかし、最初の発情ではまだ猫の身体は成長期にあり、十分に発育していませんので、交配は避けた方が無難です。
交配の適齢期は生後1年以上で妊娠可能体重は2.5キロ以上が必要です。この条件に満たない子猫の出産は命の危険があるということです。堕胎、中絶の手術をしてあげた方がこの子のためになります。
また外の雄猫との子を妊娠したということであれば、FeLV(猫白血病)、FIV(猫エイズ)の検査を早急にする必要があります。
出産させることの責任
こういったケースで「妊娠可能な年齢と体重」の問題の他にも、もう1つ大事な問題があるのですが、もうお気づきですよね。
猫は1回の出産で5匹、6匹と赤ちゃんを産みます。その赤ちゃん猫たちを、母猫の飼い主が全て飼うことができるのか?あるいは全ての赤ちゃん猫に信用できる里親を見つけることができるのか?という問題ですね。
それができないのなら、産ませるべきではありません。不幸な命を増やしてしまうだけです。
公共施設で殺処分される猫の半数以上が、飼い主が持ち込んだ猫なのだそうです。そして残りの半数の大部分が生後間もない子猫なのだそうです。
私たち、猫の飼い主はこの事実を襟を正してよく考える必要がありますね。子猫を生ませることは、重大な責任と義務が伴うものなのです。
猫の体重の計り方
成猫の体重のはかり方で、もっとも一般的な方法は次の通りです。
- 猫を抱きかかえて体重計に乗る
- 猫をおろし、自分一人で体重計に乗る
- 一緒に乗った重さから自分の体重を引いた数字が、猫の体重
デジタル体重計が必要ですね。楽天で千円以下で良さそうなのがありました。(笑)
手のひらに乗るような子猫の場合は、キッチン秤で量るのが簡単です。