エアコンなしでもできる暑さ対策の方法とは?

猫の暑さ対策とは、すなわち熱中症対策ということになります。暑い夏の日に留守番させるようなシチュエーションでは、エアコンでの温度管理は絶対条件です。

とはいっても、いろいろな事情でエアコンを使えない状況のかたもいらっしゃると思います。また急な停電でエアコンが止まってしまう事態も考えられます。

このページではエアコンなしで、可能な限り暑さ対策をする方法を調べました。

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エアコンなしで暑さ対策

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猫の暑さ対策をエアコンなしで行う方法は、大きく分けて次の3つになります。

  • 風を利用する
  • 直射日光を防ぐ
  • 冷たいものを利用する

それでは、1つずつ説明していきます。

換気

猫の熱中症の多くは、防犯上の理由、あるいは脱走の防止のために、閉め切った室内が高温になってしまった状況で起こっています。エアコンなしの状況で、夏の暑さ対策をする場合、一番大切なことは、部屋の空気が循環していることです。

そこで次のような対策が必要になります。 

  • 換気扇を回す
  • 部屋の空気が流れるように、窓を2カ所以上開けておく

ただし、脱走には最大限の注意と対策が必要です。完全室内飼いの猫が脱走してしまうと、待っているのは「死」しかありません。

脱走の心配が解消されないのなら、暑さ対策を十分行ったうえでケージに入れていくべきですね。猫の命にかかわることです。「狭いことろに閉じ込めるのは可哀そう」とか言う以前の問題だと思います。

扇風機

エアコンなしで、暑さ対策する方法となると、真っ先に思い浮かぶ電化製品は扇風機になります。しかし、扇風機の風を直接猫の体に当てるような使い方は猫にとって逆効果です。

そもそも30℃を超える状況で、扇風機の風を猫に当てても、あまり意味がありません。ケージなどに入れて逃げ場がない状況で風を当て続けると、猫の体調にかえって悪い影響が出てしまいます。

扇風機の正しい使い方は、部屋の空気の流れを作るような使い方です。

猫の脱走対策を十分に行ったうえで、窓を2カ所以上開けて、1方の窓に向かって扇風機を回せば、空気の流れを作ることができます。

直射日光を防ぐ

直射日光が入る窓などは、ブラインドやカーテンを閉めて遮光するのは大切なことです。しかし、遮光カーテンを取り付けても、カーテンが温められ、カーテンと窓の間に熱がこもり、結局は室温が上がる結果になります。

ネットで調べていると、次のような方法が紹介されていました。

100円均一ショップで売っているアルミシートを窓に貼り、その上に養生パネル(1畳サイズで200円~500円)を貼ります。ルミシートで日光が外に反射し、養生パネル(段ボールと同じ構造)で余熱を遮ることができます。

※ここでの「養生」は「家具の運搬や塗装作業などの際に、運搬物や周囲の汚損を防ぐために布や板などで保護すること。」の意味です。

この方法は多くの支持を集めていました。この方法で直射日光を防いで、他の窓を2カ所ほど開けることができれば、かなりの暑さ対策になると思います。

クールマットを利用する

猫の体温を逃がす場所を作ってあげるために、ペット用のクールマットを置いてあげる方法があります。ネットで検索すると、いろいろなタイプのものがありますので試してみるのも良いと思います。

クールマットの代わりに、鉄板、アルミ板、石の板、竹を利用したマットなども効果が期待できます。お近くのホームセンターに行けば、これらのものも見つかると思います。

また、すぐに使える方法としては、湯たんぽと逆の発想で、保冷剤や水を入れて冷凍したペットボトルをタオルで巻いて置いてあげる方法があります。

ただし、せっかく準備しても猫が使ってくれない場合もあると思います。そのようなときは、猫自身や飼い主のにおいの付いたタオルを敷いたり、暑い日に猫が寝ている場所に置いたりといった工夫をしてみてください。

自由に移動できる環境がベスト

いずれの方法をとるにしても、猫が自分で少しでも快適な場所を探すことができるように、自由に家の中を移動できる環境がベストです。

ただし、繰り返しになりますが、脱走対策だけはしっかりしてあげてください。完全室内飼いの猫が脱走するということは、死んでしまうということと同じ意味ですから。

【参考記事】当事者になったつもりで、読んでみてください。
>>「ペットの治療費ってこんなに高額なの?10万、20万は当たり前。」
>>「猫の医療費に備える!ペット保険加入のメリット・デメリット」


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