あなたは猫の体温や体重を測ってあげたことはありますか?猫の平熱って何度かご存知ですか?
普段から、猫が元気なときの体温や体重を把握しておくことは大切です。そして、こまめに測ってあげることによって、早い段階で病気の前兆に気づくことができます。大事になる前に動物病院に連れていくこともできます。
上手な猫の体温と体重の測り方のご紹介です。
猫の体温の上手な測り方
猫の平熱は人間よりも少し高い38℃~38.5℃くらいです。これより高いようなら、何らかの病気にかかっている可能性があります。
体温を測るときは、人間用の体温計に汚れないようにラップを巻いて、肛門に2~3cm差しこんで測ります。ここで大切なコツがあります。
測るときは尻尾の付け根を軽くマッサージしてあげるのです。軽くマッサージすることによって、猫の意識をそこに向けさせて、その間に体温計を肛門に優しく挿入します。このとき、ラップに薄くサラダオイルを塗っておくとスムーズに挿入できるようになります。
人間用の電子体温計で十分使えますが、どうしても猫がこの方法で測らしてくれない場合は、猫の耳で体温を測る動物専用の体温計もあります。かかりつけの獣医さんに尋ねてみてください。
猫の体重の上手な測り方
あなたの猫は、体重を測るからっといって体重計の上でおとなしくしてくれそうですか?普通、おとなしくしてくれませんよね(笑)。
猫の体重を測るときは、例えば猫をキャリーバッグに入れてキャリーバッグごと測ります。そしてあとからキャリーバッグ本体の重さを測って、引いてあげれば猫の体重が分かります。
もちろん猫を抱っこして体重計に乗って重さを測り、あとから自分の体重を引いてもOKです。是非とも、目盛の体重計ではなくデジタル体重計が欲しいですよね。楽天で1000円くらいで良さそうなのが売ってました。(笑)
てのひらに収まるような赤ちゃん猫の場合は、トレーに乗せてデジタルのキッチンスケールを利用するのも良い方法です。
猫の平均体重はどのくらい?
大人の健康な猫の体重は、もっとも軽い雌で3kgくらい、大きな雄で6~7kgくらいです。
イギリスで体重20kgという大きすぎる猫が話題になっているそうですが、明らかに不健康ですよね。この猫の飼い主が、自分の飼っている猫がこんな形で話題になっていることを、もし喜ばしいと思っているのなら、腹立たしい限りです。
人間でも200kgとか300kgとかいう人が話題になることがありますが、自分で歩くことも困難なほどで明らかに不健康ですよね。猫もそれと同じことです。
人間の200kgは本人の責任ですが、猫の20kgは飼い主の責任ですよね。ある意味、動物虐待です。猫は言葉が話せません。猫が健康で、心安らかであるようにしてあげたいものです。
【参考記事】当事者になったつもりで、読んでみてください。
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