猫のケガや病気に備えてペット保険の加入を考えているあなたへ。このページではペット保険の選び方の基本的なチェックポイントをご紹介します。
それぞれの保険会社の加入条件や補償内容の詳細は、個別のページで紹介していきます。このページの内容は、一般的な考え方として参考にして頂ければと思います。
基本的なチェックポイントは3つ
現代では猫や犬を単なる「ペット」として飼うのではなく、家族同然、あるいはそれ以上の存在として大切に思う飼い主が増えています。それに伴って、ペット保険に加入する方が以前より多くなり、保険を提供する会社の数も増えてきました。
各社それぞれに特徴を持っていて、どれを選んだら良いのか迷ってしまうほどです。何でも無制限に補償してくれるような保険は存在しません。必ずそれぞれに一長一短があります。
ペット保険を考える際は、まず次の3つのポイントをチェックしてください。
年齢制限
どの会社のペット保険でも新規に加入する場合、加入できる年齢の範囲が必ず定められています。「契約可能年齢」と言って、この範囲から外れた年齢のペットはその保険に新規に加入はできません。
また、現在加入している保険を継続する場合も、継続可能な年齢の上限が設定されている保険会社もあります。
例えばあなたの猫は、もう何年も一緒に暮らしている大人の猫だとします。その猫が年を取って病気がちになった場合に備えて保険に入りたい。
このような場合はまず、その保険の「契約可能年齢」と「継続可能な年齢の上限」を確認する必要がありますね。
補償割合
どの会社のペット保険でもメインになる補償内容は決まっています。すなわち、ペットが病気やケガで「通院・入院・手術」した場合に、飼い主が動物病院に支払う治療費が補償の対象になります。
そして「かかった治療費の何%が補償されるのか?」があらかじめ設定されています。これを「補償割合」と言います。補償割合は保険会社によって、あるいは同じ保険会社でも商品によって50%、70%、90%、100%などいろいろな設定があります。
補償割合が高いほうが、いざというときの負担が少なくて済みますが、その分掛け金も高くなります。いざというときの治療費の負担を抑えるか、普段の掛け金の負担を抑えるか、という選択になります。
補償限度額
ペット保険のメインの補償は、通院保険金・入院保険金・手術保険金の3つなります。そしてペット保険にはすべて、「補償限度額」というものがあらかじめ設定されています。
補償限度額とは、要するに保険で支払ってもらえる金額の上限のことです。ペットのケガや病気にかかった治療費の「補償割合」の金額が「補償限度額」を越えてしまう場合もあるでしょう。その場合、超過分は飼い主の負担になるということですね。
補償限度額は3つのタイプがあります。
- 補償期間中の「通院、入院1日あたりの補償額」や「手術1回あたりの補償額」に限度額が設定されているタイプ
- 補償期間中の「通院、入院の補償日数」や「手術の補償回数」に上限が設定されているタイプ
- 補償期間中における通院、入院、手術の「補償の総合計額(トータル金額)」に限度額が設定されているタイプ
補償限度額が大きいほど、いざという時に安心ですが、その分掛金は高くなります。これも補償割合と同じように、いざというときの治療費の負担を抑えるか、普段の掛け金の負担を抑えるか、という選択になります。
私たち飼い主のペット保険に対するニーズは人それぞれです。あなたはいかがですか?
例えば、風邪など日ごろかかりやすい病気はもとより、万一の事故まで幅広く備えたい。あるいは、突然高額な出費を強いられる手術に絞って備えたいが、普段の掛け金は安く抑えたい。
いろいろなニーズの方がいると思います。
「年齢制限」「補償割合」「補償限度額」の3つのチェックポイントを意識して、どの保険に加入するのが一番メリットが大きいかを考えてみることをおすすめします。
【参考記事】当事者になったつもりで、読んでみてください。
>>「ペットの治療費ってこんなに高額なの?10万、20万は当たり前。」
>>「猫の医療費に備える!ペット保険加入のメリット・デメリット」