猫の肉球と鼻の色は同じだって知ってました?
肉球がピンクの猫は鼻もピンク、黒の猫は黒、ブチの猫は基本的にブチなんです。どんな色の子でも可愛いですが、特にピンク色の鼻の子は可愛いですよね。(笑)
その可愛いピンク色の鼻が急に白くなったら注意が必要です。血行不良の疑いがあります。
猫がグッタリと元気が無くなっているようなら、早めに動物病院に連れて行ってあげてくださいね。
血行とは?
血行とは血液が体内を循環することを指します。血液が循環することで、酸素や栄養分を全身に運び、二酸化炭素や老廃物などを回収してくれます。
血液の役割は運搬ですから、存在するだけでは意味がありません。血液は流れていてこそ意味があるんですね。
血液は液体成分の血しょうと、細胞成分の赤血球・白血球・血小板から構成されています。それぞれの役割を簡単に説明すると次のようになります。
- 血しょう→食事で取り入れた栄養素や、体内で作られたホルモン、ミネラルなどを全身に運び、必要のない老廃物を回収する。
- 赤血球→酸素を全身に運ぶ。
- 白血球→細菌やウイルスから体を守る。
- 血小板→出血を止める。
最近よく耳にするエコノミークラス症候群というのは、ずっと同じ体勢でいることで血行が悪くなり、血液が血管の中で凝固して血栓ができた結果、呼吸困難などの不調を起こす病気です。
血行不良の症状
普段はピンクの鼻の色が白くなって、元気がないようなら血行不良が疑われます。血行不良によって起こる症状は猫も人間も同じですね。
- 肩や腰、首、頭などの痛み
- 疲れがなかなか取れず、元気が無くなる。
- 手足などの冷え
- むくみやすい
これだけならそれほど心配する必要が無いように思うかもしれません。
しかし、猫があまり動かない、ちょっと息が苦しそう、そんな症状が見られたら、最悪の場合、心臓疾患の可能性もあります。
心臓は体全体に血液を送るポンプの役目をしています。その心臓に疾患を抱えると、血液が末端まで十分に届かなくなるため血行不良の症状が出てきます。
また、猫の体はもともと腎臓に負担がかかりやすい構造になっていて、高齢猫のほとんどが腎臓に多かれ少なかれ疾患を抱えています。
腎臓が弱ってきたときにも、末端の血行が悪くなり冷えやむくみなどの症状が出るものです。
高齢猫は特に心配
このように高齢猫に血行不良の症状が見られたら特に心配です。すぐにでも動物病院に連れて行って診てもらった方が良いでしょう。
ただ、そうは言っても、やはり気になるのは費用のことですよね。動物病院は自由診療、治療費は飼い主の全額負担になります。
- いったい幾らかかるのかしら。
- もし重い病気だと言われてしまったら・・・
猫が初めてかかった病気の治療費の8割を補償してもらえたら・・・グッと気が楽になりますよね?
このように考えて私はペット保険に加入しました。