猫が高齢になって介護が必要になったとき、そそうの問題はすごく大変です。しかし、猫が独りぼっちで糞尿まみれ・・・そんな可哀想なことだけはしたくないですよね。
このページでは介護猫のそそう問題の基本的な対処法をお伝えします。
動けるなら、おむつを検討
いろいろな場所でそそうをしてしまうが、まだ元気で動けるという場合は、おむつをしてあげるのも一つの方法です。いつもおもらしや下痢をしている猫の場合は、ペット用のバリカンで腰から後ろの毛を刈ってあげると、お手入れが楽になります。下半身の毛を刈ってから、おむつをしてあげるのです。
猫用のおむつも売っていますし、人間の赤ちゃん用のおむつにしっぽの穴をあけて使うこともできます。介護用の尿とりパッドを適当な大きさに切って、猫の体とおむつの間に入れてあげると良い効果があったというケースも多くあります。
寝たきりになってしまったら・・・
猫が寝たきりになってしまったら、オシッコやウンチを垂れ流しにさせていると、体全体が汚れてしまって、とても可愛そうです。体の下にペットシートや大き目の介護用の尿とりパッドといった、水分を吸収できるものを敷いてあげましょう。
その際、同じ体勢でずっと寝ていると床ずれができてしまいますので、ときどき向きを変えてあげることが大切です。できる限り頻繁に汚物を取り除いてあげたり、シートやパッドを新しく交換したりして、猫が気持ちよく過ごせるように気を配ってあげます。
いくら体が汚れているからといっても、お風呂でシャンプーは体力的に無理ですよね。濡らしたタオルを適温になるように電子レンジで温めて温タオルを作り、体を拭いてあげると猫もきっと喜んでくれます。
臭いの問題
今まで長い間、毎日癒しと幸せを与えてくれた猫に、最後のお世話をしてあげたい。飼い主なら当然の思いでしょう。しかし、猫も寝たきりになってしまったら、どうしてもイヤな臭いがするようになってしまいます。
本当はもっともっと可愛がってあげたいと思っているのに、臭いのせいで躊躇してしまうようなことがあったら、猫にとっても飼い主にとっても不幸なことですよね。
そこで大切なのが臭い対策、そう消臭剤です。消臭剤といってもいろいろあります。安易に市販されているものを使うと危険です。猫が体をなめるときに、体についた消臭剤の悪い成分も飲み込んでしまうからです。
猫に使う場合は、まず植物由来の安全な材料を使っていて、尚且つ消臭効果が高いものを選ぶ必要があります。
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