老猫になると睡眠時間がとても長くなりますので、快適な寝床を用意してあげるのは大切なことです。
とは言っても、お金を払って良い寝床を買ってあげることばかりが愛情ではありません。少し工夫して手を加えてあげるだけで、お金を使わなくても快適な寝床を作ることができます。
快適な寝床作り
若くてゴムまりのようだった子猫も、だんだん年を取って老猫になっていきます。そして一日中寝てばかりいるようになります。いずれは寝たきりになり、介護が必要な状態になってしまうこともあるかもしれません。
老猫になればなるほど、寝床に気を配ってあげたいものです。特に若いときよりも体温調節がしにくくなっています。寒がらないようにいつも寝ているカゴや箱には毛布などを敷いてあげましょう。
毛布は複数用意して、こまめに洗濯して清潔なものを使ってあげましょう。また毛布と毛布の間にエアシート(割れ物の梱包などにつかう「プチプチ」)を敷いてあげると、猫の体重で寝床が硬くなるのを防ぐことができます。
寝床の場所も大事
寝床の場所にも気を配ってあげましょう。
元気に走り回るような若い同居猫や、行動が読めない人間の赤ちゃんがいるような騒がしい場所は、老猫にとってはストレスです。
老猫にはゆっくり落ち着ける場所が一番です。ましてや寝床となると尚更です。
また老猫は身体能力も衰えています。若いときに高い所で寝るのが好きだったからと言って、老猫になってもそのまま高い所に寝床を置いたままにしているのは危険です。万が一落ちて骨折でもしてしまったら、本当にたいへんなことになってしまいます。
危険の芽を事前に摘むのも、飼い主の役目です。危険の芽を摘むという意味では、冬のこたつも危険です。
猫はこたつの中で寝るのが大好きです。しかし、万が一老猫が自分で布団をめくって出てくることができない状況になってしまった場合、命にかかわる程危険な場所になってしまうということを知っておきましょう。
【参考記事】当事者になったつもりで、読んでみてください。
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