獣医学の進歩やキャットフードの品質の向上に伴って、飼い猫の寿命も年々伸びています。ペットの高齢化が進み、ペット用の介護用品をネット上で販売するサイトなども出てきました。このページでは、老猫の世話に役立つ介護用品を見ていきたいと思います。
オムツなど
ペット用のオムツも販売されています。老猫が寝たきりや垂れ流しになった場合に使います。サイズと尻尾の穴があいてるところ以外は、基本的に人が使うのと同じものです。
ゴムの入ったパンツタイプと、マジックテープで止めるタイプがあります。だいたい15枚で1000円位のお値段だと思います。
ただどんなに体が弱っても、何とか自力でトイレに行こうとする老猫もいます。そのような場合はオムツはせず、ペットシーツを寝床からトイレに敷くなどして工夫してあげましょう。
寝たきりになってトイレに行けなくなってしまった時は、ペット用のトイレシーツは必需品です。吸水性ポリマーなどが素材で、おしっこを吸収し脱臭効果もあります。
病院に連れていく時にキャリーバッグに敷いて、おもらし対策にするという使い方もできます。
グルーミング用品
グルーミングとは一言でいうと「毛づくろい」や「お手入れ」と言うことです。老猫になると、自分でまったくグルーミングをしなくなってしまいます。
ですので、毛はバサバサ、目やにがいっぱい、お尻周りも排せつ物が付いている、といった状態になることもあります。私たち飼い主が、まめに気を配ってケアしてあげましょう。柔らかい毛のブラシで優しくブラッシングしてあげたり、ウェットティッシュで目やにやお尻の汚れを拭いてあげましょう。
老猫のシャンプーは危険
老猫になるとシャンプーは体力的に危険です。自分で体温を調整する能力が若いときよりも落ちていますので、体を冷やすことは即、風邪をひく原因になってしまいます。
タオルをたくさん用意して、電子レンジなどで適温の温タオルを作って体を拭いてあげたり、風邪をひかないように乾いたタオルで湿り気を取ってあげたりしましょう。
清潔にしてあげると老猫も気持ち良くて、きっと喜んでくれます。
爪のケア
老猫になると爪とぎもしなくなるので、放っておくと爪が伸び放題になってしまって肉球を傷つけることもあります。飼い主がまめに切ってあげる必要があります。人用の爪切りだと、深爪してケガをする恐れがあります。ペット用爪切りがあると安心です。
歯のケア
歯石や口内炎なども老猫を苦しめます。口の中の調子が悪いと食欲が落ちて、病気の危険に直結します。
年を取ってからではなく、若いときから愛猫の歯をケアしてあげたいものです。猫用歯ブラシだけでなく、いろいろな種類のデンタルケア用品が販売されています。