AXAグループは、世界最大級の保険・資産運用グループであり、アクサダイレクトは、AXAグループの100%出資により、1998年に日本法人として設立された損害保険会社です。
このページでは、アクサダイレクトが販売しているペット保険「ねこのきもち保険」の特徴、評判、口コミを見ていきましょう。
アクサダイレクトのペット保険「ねこのきもち保険」
アクサダイレクトのイメージを一言で表すと「外資系」ですね。個人的には自動車保険のイメージが強かったのですが、ペット保険も販売しています。
やはり知名度の高い会社だけあって、ペット保険でも多くの契約者を獲得しているようです。
選べる2つのプラン
【プラン70】
年間70万円を限度として、動物病院での治療費(通院・入院・手術)の70%を補償
年間の支払限度額までなら、保険金支払いは回数無制限、しかも1回あたりの限度額なし。
【プラン50】
年間50万円を限度として、動物病院での治療費(通院・入院・手術)の50%を補償
年間の支払限度額までなら、保険金支払いは回数無制限、しかも1回あたりの限度額なし。
※補償対象とならないケースについてはこちらをご覧ください。
保険料/月(2015年7月現在)
契約(加入)条件
・申し込める動物は犬・猫の2種類
・新規契約の対象年齢は生後3ヶ月(満90日齢)から満13才までです。
高齢になっても申し込めるのは飼い主にとっては心強いですね。ただし、満9才以上は加入にあたり動物病院での健康診断が必要になり、加入審査も実施されます。
・終身継続できます。
・原則として健康体であることが条件。告知書、9才以上は健康診断書の提出が必要です。
・ワクチン接種を受けていること。
・プラン70%もプラン50%も加入条件は同じです。
その他の特徴
・全国どの動物病院でも対応可能。
・サポート体制が充実。(経験豊かなオペレーター、獣医師資格取得者が常駐)
・異物誤飲が補償される
異物誤飲に関しては、「事故」と見なされてまったく補償してもらえない、あるいは補償されたとしても少額の保険が多いのですが、アクサダイレクトではしっかり補償されることがホームページに明記されています。
・ペット保険賠償責任危険補償特約を任意で付けることができる。
愛猫が他人を傷つけたり、他人の物を壊したりなど、飼い主に賠償責任が生じた場合、1回の事故につき最高1,000万円を限度に補償。しかも示談交渉代行制度も付いています。
評判、口コミ
アクサダイレクトのペット保険ということで、運営母体の大きさから来る信頼感に好感を持つ口コミが多いです。限度内なら利用回数に制限が無いというのも大きなメリットです。
ただ、残念な口コミが多いのも事実。
一度なってしまった病気は年間限度額に達していなくとも次回以降免責となり、場合によっては更新を断られるケースもあるようです。「何のための年間限度額なんだ!」という怒りの口コミが見られましたが、確かにそうだなと思いました。
手術をしたら、それ以降その病気は免責になるとの口コミもありました。更新の時ならまだしも、そうでないならば本当に問題だと思いました。
外資系ならではのドライな対応なのでしょうか?非常に気になりましたので、実際にアクサダイレクトのカスタマーサポートに電話して聞いてみました。
カスタマーサポートに電話して聞いてみた
- 一度なってしまった病気は年間限度額に達していなくても次回以降免責となり、場合によっては更新を断られるケースがある。
- 手術をしたら、それ以降その病気は年間限度額に達していなくても免責になる。
年間限度額に達していなくても、その病気に関しては免責になってしまうのかどうか、気になったのでサポートに電話して聞いてみました。(0120-324-384)
結論から言いますと、保険期間内であればもちろん年間限度額まで補償されるが、翌年更新する際には、限度額に達していなくても、その病気に関しては免責になる、とのことでした。
例えば、プラン70に加入している猫が、慢性腎不全を発症して40万円の保障金を受け取った。治療が長引いてしまい、更新の時期を迎えた。
限度額の70万円を受け取っていなくても、翌年更新する際は慢性腎不全に関しては、補償は受けられなくなる、ということです。
また、動物病院に確認して、猫の病状や治療の状況、他の加入者との公平性などを「総合的に判断して」更新自体を断るケースもある、とのことでした。
ただし、「手術」が免責の直接的な理由になることはない、ともおっしゃっていました。
答えにくいことを、正直に答えてくれたサポートの女性の姿勢には好感が持てましたが、やはり「ドライ」な感じは否めませんでした。
【参考記事】当事者になったつもりで、読んでみてください。
>>「ペットの治療費ってこんなに高額なの?10万、20万は当たり前。」
>>「猫の医療費に備える!ペット保険加入のメリット・デメリット」