寒い季節の猫の防寒対策についてですが・・・あまり過保護にする必要はない、というのが私の考えです。
お気に入りのソファや段ボールに毛布を置いてあげれば、猫たちはその中に潜って寝ています。夏の暑さ対策はクーラーを使ってあげますが、冬は猫たちだけのためにエアコンを使うことはありません。
ただ、そんな私でも一つだけ使っている暖房器具があります。それは湯たんぽです。
湯たんぽのメリットと注意点
猫を留守番させるとき、こたつや電気カーペット、ストーブなどは火事の危険があるため、つけっぱなしで出かけるのは怖いですよね。
その点、湯たんぽなら安心です。火事の危険はありませんし、はじめにお湯を入れてあげれば、数時間は温かさを保つことができます。
また電気代もかからないため経済的にも優しいアイテムと言えます。このようにメリットの多い湯たんぽですが、猫のために使う上で一つだけ注意点があります。
もうおわかりですよね?そう、低温やけどです。
低温やけどをさせないために
低温やけど以前に、湯たんぽが原因で事故を起こさないために、まずは当たり前の話ですが使用上の注意を必ず守る必要があります。
湯たんぽにはポリエチレンタイプ、ステンレスタイプ、ゴム製タイプなどがありますが、どのタイプにしろ耐久できるお湯の温度や、適切なお湯の量が説明書に書かれているはずです。
例えば「お湯の温度は80℃まで」と説明書に書かれているならば、正確に80℃を測るために温度計を用意するのは、飼い主として素晴らし心掛けだと思います。ホームセンターに行けば、100℃まで測れる温度計などは安価で売っていますね。
ほんのり温かいくらいの温度
低温やけどは44℃の暖房器具に約6~10時間触れ続けることによって発症する可能性があります。大き目のタオルで何重にも巻く、毛布の下に入れるなどの対策をしてあげる必要があります。
低温やけどを防ぐためには、ほんのりと温かいくらいの温度を心掛けてあげると良いと思います。もちろん表面温度を温度計で測ってあげれば、さらに安心ですよね。
また熱いと感じたときに、猫が自由に移動できる、離れることができることが条件です。例えば狭いケージの中などでは、湯たんぽを使うべきではありません。
私の家では、人間用のポリエチレンタイプとペット用のレンジでチンするタイプを使っています。冬になるたびに、もう何年も何年も使っていますが、低温やけどになった猫は1匹もいません。
そういった経験上、安全だと思いましたので、この記事では湯たんぽのことを書かせて頂きました。ヌクヌクと幸せそうに寝ている猫の寝顔を見ると、本当に癒されますよね(笑)。