腎不全用サプリメント。レンジアレンで「リン吸着」

ある猫ちゃんのお話です。

夜から明け方にかけて4回の嘔吐。急きょ動物病院に連れていって検査を受けた結果、初期の腎不全と診断されました。治療を続ける中で、獣医師に勧められたサプリメントがレンジアレンという「リン吸着材」でした。与え続けることで、飼い主は猫の状況の改善を実感なさっています。

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レンジアレンの効果とは?

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レンジアレンの効果を一言でいうと「リンの吸着」ということになります。リンの吸着ってどういうことなんでしょうか?

そもそもリンって?

食餌には必ずリンとう成分が含まれています。リンの働きとしては、エネルギーの運搬を行ったり、細胞膜の構成成分となったりします。また、カルシウムと結合して骨の主要な成分となり、骨を強く硬くしています。体にとってとても大切な栄養素なのです。

高リン血症

リンは腸から吸収され、腎臓から尿中へ排泄されることで、体内のリンの量を調節しています。腎不全の猫は、腎臓機能の低下によって余分なリンが排泄できなくなり、徐々に体内に溜まっていってしまいます。これを高リン血症と言います。

高リン状態が続くことにより、骨がもろくなったり、骨ではないところに石灰化を起こして心筋梗塞や脳卒中といった深刻な事態につながります。また高リン血症が慢性腎不全を悪化させる重要な原因となることが知られています。

レンジアレンの効能

レンジアレンは、いま猫が食べているフードに混ぜるだけで、フード中のリンを吸着し低減するサプリメントです。

  • フードに混ぜてフード中のリンを吸着。
  • お腹の中でもリンを吸着。
  • 吸着されたリンは便と一緒に排泄される。

また、嗜好性が高く猫の食い付きが良いので、腎不全用の療法食を猫が食べてくれなくて困っている飼い主の方の強い味方になるサプリメントです。

値段は1箱30包で約3,000円。1日に1包を目安に与えます。ネット通販でも入手できますが、飼い主の独自の判断で与えるのは避けたほうが良いです。

リンは本来、体に必要な成分です。必ず動物病院で検査を受けて、その結果に基づいて獣医師の指示のもとで与えるべきサプリメントです。


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