生後2ヶ月くらいから、離乳食を子猫用のキャットフードに切り替える時期に入ります。グングン大きくなるこの時期は、猫の一生のうちで一番栄養が必要な時期です。栄養豊かな子猫専用のキャットフードを食べさせてあげましょう。
子猫は成人猫の4倍の栄養が必要!
子猫用キャットフードは生後2ヶ月から1才になる頃の子猫のみに与えるキャットフードです。
子猫は生まれてから約1年で、からだが成猫と同じくらいに成長します。成長期の子猫には、成猫の約4倍のエネルギーと栄養が必要です。
成猫まで急速に成長する子猫の身体をサポートするため、豊富な栄養素と高いカロリー、密度の高い必須アミノ酸が計算されて含まれているのが子猫用キャットフードの特徴です。
この時期に与える食餌の栄養バランスがかたよっていると、発育障害や機能障害がおこることもあります。カロリーが高くて、タンパク質が多く含まれている子猫用のフードを与えてあげましょう。
成猫用で代用しない方が良い
成猫用に比べて子猫用のキャットフードは少々高額です。しかし、だからと言って、成猫用のフードで代用するのは良くありません。
子猫は生まれて間もない頃、親猫のミルクを飲んでいます。そのミルクの中には、親猫からもらえる栄養と抵抗力があるのですが、ミルクを飲まなくなってからはその抵抗力も弱まります。ですから、弱まった抵抗力を補うために子猫用フードの中にその栄養を凝縮して、詰め込んでいるのです。
抵抗力が十分に着くまでは約1年。それまで、子猫用のキャットフードが必要になるのはそのためです。成猫用のフードでもいいじゃないかと思うかもしれませんが、成猫用のキャットフードには必要な栄養素が十分に入っていないのです。
さらに成猫に比べて子猫は消化器が強くないので、成猫用のフードだと負担がかかってしまうことがあります。成長期の消化吸収のことにも配慮がなされているのが、子猫用のキャットフードなのです。
子猫時代のフードはとても大切
子猫の体重が安定するまでは、免疫力や体力などあらゆるものが大人より劣っています。そのため病気にかかりやすい身体になるかどうかは、子猫時代のフードで決まってしまう面もあります。
猫は子猫時代から正しい食生活を送らせてあげることが大切です。子猫時代の栄養不足によって、その後の発育に問題が生じ、結果的に高くつくことにもなりかねません。
1才までの短い期間は、子猫用のキャットフードで育ててあげることがベストですね。
子猫時代にいろいろなフードに慣れさせてあげる
子猫時代に、その猫の生涯の嗜好が決まるといわれています。猫は知らない味や食べ物は食べたがらないのです。
缶詰、レトルト、ドライフードなど、いろいろな形状のフードを与えてあげましょう。また、肉や魚など、いろいろな素材のフードを与えて味に慣れさせておきましょう。
しかし、人間用の食べ物は厳禁です。塩分や脂肪分、添加物などが病気や肥満の原因になる可能性があるからです。
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