先住猫のタマ。メス8才。あとから来たポンタ。オス5才。
飼い主がポンタとスキンシップをしていると、タマが急いで近づいてきます。そして無理やり間に割り込んで、ポンタに猫パンチ!ポンタが逃げると、タマは横になり「なでて!」と猛アピール。
猫も嫉妬するのでしょうか?
嫉妬もするし、やきもちもやく
上記の行動は、明らかにタマのポンタに対する嫉妬、やきもちから来ています。飼い主が自分以外の猫をかわいがっているのが我慢できず、自分に関心を向けたくてやっているのでしょう。
タマの場合は、気が強く「自分のほうがポンタより上!」と思っているので、猫パンチでポンタを追い払うという強い行動に出ることもできます。
しかし、気が弱い猫もいます。そんな猫は自分をうまくアピールすることができません。撫でられている猫を、遠くからジーっと見るのが関の山。その結果・・・
- 食餌が食べられず、元気がなくなる。
- ストレスから、体の一か所をなめすぎて脱毛してしまう。
といった体調不良に陥ってしまうこともあります。
先住猫を優先してあげる
新しい猫を迎える場合は、新入りの猫ばかりかわいがってしまうのはNGです。飼い主の自分に対する関心がグッと減ってしまったと先住猫が感じたら、嫉妬して、すねてしまう可能性が高いです。
食餌や抱っこ、お世話など、あらゆる面で先住猫を優先してあげましょう。新入りの猫は、先住猫が見ていないところで、たっぷりかわいがってあげれば良いのです。そのように心がけてあげるうちに、猫は猫同士、お互いにちょうど良い距離感で一緒に過ごせるようになっていくものです。
ただし、先住猫がたとえば脱毛してしまうほどストレスを抱えてしまうということであれば、もしかしたら嫉妬ややきもち以上の原因があるのかもしれません。たとえば、新入り猫に対して不安や緊張を感じているケースです。
そのような場合は、新入り猫が入ってこない場所を確保してあげる。(部屋を分けてあげる。)場合によっては、動物病院に連れて行って獣医師に相談することも必要になります。
抗不安薬による治療が有効な場合もあるからです。