私の家では猫を5匹飼っています。お恥ずかしい話ですが、猫の世話はほとんど、私の高齢の母がやってくれています。
しかし、例えば母が病気で入院したときに、私が仕事で家に何日か帰れないような場合もあるかもしれません。そのようなときに備えて、利用料金の相場など、ペットホテルについて調べてみました。
利用条件
大前提として、どのペットホテルにも利用条件があります。具体的には「年齢制限」と「ワクチン接種」です。
年齢制限に関しては、10才が1つの目安になっています。10才以上の老猫の飼い主の方は、動物病院に預けたり、ペットシッターにお願いする、といったペットホテル以外の選択肢を考える必要があります。
ワクチン接種が条件になっているのは、不特定多数の動物たちが集まる環境であることを考えると、当然のことでしょう。
利用料金の相場
ペットホテルを利用しよう考えている飼い主のかたにとって、一番気になるのはやはり料金ですよね。長期間にわたって利用を考えている方、また多頭飼いの方などはなおさらでしょう。
ペットホテルによって利用料金は当然違ってきますが、このページでは相場をお伝えしますね。
犬の大きさが基準
ペットホテルの料金は、やはり犬を基準に設定されています。そして料金は基本的に「1頭いくら」という統一価格ではありません。
基準となるのは犬の大きさ(体重)です。基本的に大型犬のほうが、小型犬よりも割高になる設定です。
そして猫は、ほとんどのペットショップで小型犬の設定料金と同等ですね。だいたいの1泊2日の利用料金の相場は次のような感じです。
- 小型犬、猫 3,000円
- 中型犬 4,000円
- 大型犬 5,000円
- 超大型犬 6,000円
なお、都心部ではこれよりも高い傾向があります。
また、ペットが生活するケージの広さに、かなりの格差を設定しているペットホテルもあります。一番高い、いわばスイートルームになると、もはやケージではなく部屋で預かるという感じになり、小型犬でも1泊1万円するようなところもあります。
割引料金
長期滞在をすると割引をしてくれるペットホテルが多く見受けられます。滞在日数に関しては、少ないところでは2泊目から割引になるところもありますし、5泊目以降からというところもあります。割引率は10パーセントから20パーセントというところが多いようですね。
また多頭割引を設けているペットホテルもあります。
割増料金
ほとんどのペットホテルではチェックイン・チェックアウトの時間が設定されています。その時間以外のチェックイン・チェックアウトに対しては、時間外割増料金が請求されます。
深夜や早朝の利用となると、何千円単位で驚くほど高い割増料金を請求されるショップもありますので注意が必要です。
また、ゴールデンウィークやお盆休み、年末年始といった時期に、割増料金を設けているペットホテルもあります。
動物病院が経営しているペットホテル
猫をより安心して預けることができるように、医療付きのペットホテルを探しているかたもいらっしゃるかもしれません。
医療付きのペットホテルの形態としては、ペットホテルに獣医が在沖しているのではなく、動物病院がサービスとしてペットホテルを経営している場合がほとんどです。
費用を見てみると、動物病院だからといって、特別高く設定されているという訳ではないようです。先程お伝えした料金の相場を参考にして頂いて良いと思います。
やはり動物病院が経営しているペットホテルの方が安心ですよね。ですから、あなたがペットホテルをお探しになる場合も、まず、お近くの動物病院に問い合わせることから始めるのが良いと思います。
年齢制限に関しても、動物病院なら相談に乗ってもらえる可能性もあります。
【参考記事】当事者になったつもりで、読んでみてください。
>>「ペットの治療費ってこんなに高額なの?10万、20万は当たり前。」
>>「猫の医療費に備える!ペット保険加入のメリット・デメリット」