生まれたての赤ちゃん猫の飼い方のポイントを紹介しています。今回は「保温」についてです。
自分で体温を調節することができない赤ちゃん猫
生まれたての赤ちゃん猫は自分で体温を調節することができません。それができるようになるのは生後5ヶ月くらい経ってからです。それまでは母猫やきょうだい猫にひっついて、温めあいながら体温を維持しているのです。
正直私は、赤ちゃん猫が自分で体温調節ができないということは知りませんでした。赤ちゃん猫同士がひっついている画像などを見ても、「可愛いなぁ」と微笑ましく思うだけでした。まさか、命にかかわるような必要性に迫られて、ひっつき合っているとは思いもしませんでした。
もしあなたが1匹だけ赤ちゃん猫を保護したのなら「保温」もしっかりしてあげないといけませんね。食事の世話やトイレの世話はすぐに思いつきますが、「保温」は結構盲点ですよね。 母猫やきょうだい猫にひっついて、温めあっていたのと同じような環境が必要です。「保温箱」を作ってあげましょう!
保温箱の作り方
まず段ボールなどのそこにタオルを敷きます。その上に湯たんぽやペットボトルにお湯をいれたものを置きます。赤ちゃん猫が湯たんぽやペットボトルに直接触れないように、毛布などをかけてあげれば完成です。
お湯の温度は38℃を目安にしましょう。母猫の体温が38℃だからです。ペットボトルのお湯はすぐに冷めてしまうので、マメに入れ替えてあげましょう。
また暑すぎても赤ちゃん猫は体調を崩してしまいます。猫が「暑い」と感じた時に逃げることができるスペースを保温箱の中に必ず作っておきましょう。段ボールの中が湯たんぽだけで一杯で常に猫は湯たんぽの上、ということがあってはいけません。
猫はもともと箱の中が大好きです。あなたが愛情を持って作ってあげれば、すぐに気に入ってくれるでしょう。居心地が良すぎて箱からなかなか出ようとしなくなるかもしれません・・・