声が出なくなってしまった猫ちゃんがいます。
最初はしゃがれ声だったのですが、今は声を出そうとしても出ないのです。飼い主が名前を呼ぶと返事をしようとしてくれるのですが、声が出ない。
心配ですよね!猫の咽頭炎という病気について調べてみました。
咽頭炎とは?
咽頭(いんとう)は口から食道までの間の部分を指しています。この部分に炎症が起きた状態が咽頭炎です。
はじめは軽く咳をする程度ですが、悪化すると次のような症状が見られるようになります。
- のどに痛みを感じて、その周辺を触られるのを嫌がる。
- 食欲が落ちる。
- よだれが多く出るようになる。
- 吐こうとしても吐かないような、えづく仕草。
- 咳がひどくなる。
- ゼーゼーという呼吸音。(呼吸困難)
- 鳴き声が変わる。
原因は?
猫の咽頭炎の原因としては、次のようなことが考えられます。
- 有毒ガスや薬品を吸い込んでしまって炎症を起こす。
- 外飼いの猫の場合、ネズミや鳥を捕まえたときに感染症にかかる。
- 鼻炎や口内炎から波及した。
- おもちゃや魚の骨など異物誤飲によってのどに傷ができた。
病院での治療法は?
基本的に咽頭炎は他の疾患から波及して発生する病気です。まず咽頭炎を引き起こしている疾患への治療が行われます。
異物誤飲が原因であれば、外科的処置で取り除く必要があります。また、感染症の症状として喉の痛みや咳が発症している場合は、内科的な処置で疾患を治療する必要があります。
いずれにしても信頼できる獣医師に原因を特定してもらって、適切な治療を受ける必要があります。
名前を呼べば「ニャー」と答えようとしてくれるのに、肝心の声が出ない。飼い主にとってはつらい状況ですが、猫本人はもっと辛いでしょう。
すぐにでも動物病院で診てもらって、元の状態に戻してあげたいですよね。そんなときペット保険に入っていると、金銭面での不安が大きく軽減されますよ。