肥満は病気の元。このページでは猫の運動不足を解消するヒントをまとめました。
猫はもともと広いスペースを駆け回るという習性はありません。大切なのは上下運動なのです。無料でできる方法と、お金をかける方法があります。
猫の運動不足解消のために
お金をかけずに工夫する
お金をかけずに猫が上下運動できる環境を作るには、家の家具の配置を見直すことから始めるといいです。例えば一番高いタンスの横に2番目に高いタンス、その横にテレビ台といった感じで順序良く置いて、家具で階段を作ってあげるのです。
猫はもともと高いところに上るのが好きな動物ですから、一番高いタンスの上に毛布でも敷いてあげれば、良い寛ぎ場所にもなります。
ダンボールを利用する
また部屋の美観を気にしないのであれば、丈夫で大き目のダンボールをたくさん用意して階段状に置いてあげると猫は喜びます。なにしろ猫はダンボールが大好きですから!猫用のダンボールハウスという商品があるくらいです。
段ボールは買わなくても無料で簡単に手に入ります。町のドラッグストア、大型電気店、スーパーマーケットなど、商品がダンボール箱で毎朝納品されるような大きなお店でお願いするのです。
処分するだけですので基本的にどのお店でも気前よくもらえます。引っ越し準備などでダンボールをもらいにくる人は結構いますし、お店としてもちょっとしたサービスになるからです。
お金をかけるならキャットタワー
猫の運動不足解消を考えるとき、キャットタワーはやはりマストアイテム。これがあるのとないのとでは、猫の運動量に大きな違いが出てきます。
ただし高価なので、自分の猫にはどんなキャットタワーが合うのかよく考えてから買った方が良いですね。
キャットタワーの種類
キャットタワーには突っ張り棒型と据え置き型の2種類があります。突っ張り棒型は文字通り天井に突っ張り棒でキャットタワーを固定して使います。天井まで届く高さが必要なので、必然的に2m以上の大型になります。
高い場所が好きな猫は大喜びですが、天井に釘やネジで固定しなければならないので設置すること自体、結構ハードルが高いです。
その点、据え置き型は床に置くだけですから気楽に設置できます。100cmくらいのミニタイプから2mを超える大型まであり、いろいろな機能やデザインのものが販売されています。
注意点
猫は高いところに上るのが大好き。だからといって子猫や高齢猫に2m以上の大型のキャットタワーはオススメできません。落下事故の危険があるからです。無理のない高さで、段差の間隔が狭いタイプや、階段が付いてるタイプを選んであげてください。
- 棚板がむき出しではなく、滑り止めの生地で覆われているもの。
- ステップや棚板の角が丸くなっているもの。
この2点はケガ防止の観点から大切なチェックポイントです。
また、ネットで購入して届いたものを組み立ててみたら「思っていたより小さい」とか「大きすぎて置けない」とかいったことがないように、タワーの「高さ」と「設置面積」を必ず確認してから購入しましょう。
キャットタワーは、高価な買い物です。
ミニタイプで1万円、大型で2~3万円、凝った機能のものなら8万~9万というものまであります。もしあなたが猫の健康のために、このような高価な商品の購入をお考えなら本当に素晴らしいことだと思います。
そんなあなたには、いや、そんなあなただからこそペット保険という商品に目を向けて頂きたいと思います。例えば私が入っている保険なら、月々2,300円ほどの保険料で、猫がケガをしたり病気になったりしたときに、動物病院で支払う治療費の80%を補償してもらえます。