外出先から帰ってきたとき、部屋中にこもったようなイヤな臭いがするときがあります。猫に限らず、ペットを完全室内飼いしている飼い主の共通の悩みではないでしょうか?
このページでは部屋の臭い対策をまとめてみました。ポイントはトイレ、フード、換気の3点です。
最大の原因はやはりトイレ
イヤな臭いの最大の原因はやはりトイレです。ウンチももちろんですが、猫はおしっこの臭いも強烈です。
臭いを消すという発想ではなく、臭いの元を断つという発想が必要です。ネコが用を足すたびに片付けてあげるのが理想ですが、なかなかそれは難しいですよね。それでも1日1回は排泄物を必ず取り除いてあげましょう。
私の家では、猫砂を使わずに古新聞を割いたものを使っています。無料ですからお金のことを気にせずに、毎日全取り換えできます。
参考>>費用はタダ!試す価値あり♪手作り猫トイレ
猫砂を使っている場合でも、なるべくマメに全取り換えしてあげてください。全取り換えしてあげることが、臭いの元を断つ一番の方法です。
猫トイレを複数用意して、マメに外で洗って天日干しするのも非常に効果的です。干している間は、同じ形の洗い替えをセットしておきます。
またマメにトイレの壁や内部を除菌剤で拭き取ります。私の家ではバイオチャレンジという除菌剤を使っています。
これらのことをマメに行うと、トイレの臭いはだいぶ気にならなくなります。
フードの放置は臭いのもと
ネコはフードをちょっと残してだらだら食いをすることが多い動物です。しかし、フードの放置は臭いのもとになります。
また、一度猫が口をつけたフードは、口内の雑菌がついてしまっているので置きっぱなしは衛生的にもよくありません。だらだら食いは猫の肥満の原因にもなります。
そこで食べきれるだけの量を与えて、食べ終わったらすぐに食器を片づけてしまいます。片づけた食器は台所用中性洗剤で洗います。水洗いだけでは雑菌の繁殖を防げないからです。
飲み水の器も同様に台所用中性洗剤で洗い、1日1回は水を取り替えてあげます。もちろん猫が舐めたり、飲んだりするものですから、洗剤を使ったらしっかりすすぐことも大切なのは言うまでもありません。
こまめに換気する
部屋に臭いがこもってしまわないように、こまめな換気も必要です。ただ、猫の脱走には最大限の注意が必要です。
完全室内飼いの猫が脱走してしまうということは、命の危険にさらされるということ。慎重の上にも慎重に換気を行ってください。
換気中は猫を全員ケージに入れてしまうのが、私としては一番安全だと思います。猫を全員ケージに入れて、思う存分部屋の換気をしてあげてください。猫たちもきっと喜ぶでしょう(笑)。
なお、健康な猫はほとんど体臭はありません。猫自身が臭いを発するときは病気のサインかもしれません。
歯に歯石がたまったり、内臓が悪かったりすると口や息が臭くなります。また肛門腺がたまってしまい肛門が臭うこともあります。気になる臭いを感じたときには動物病院に早めに連れていってあげてください。
参考>>ペットの治療費の事例集