【ことわざ】
後足で砂をかける
【意味】
今までお世話になった方や恩がある方に、最後の方で裏切ったうえに、大変な迷惑や被害をかけて去ることを例えている。
【語源・由来】
犬や馬といった動物が走り去るときに、後ろ足で地面の土や砂を蹴り上げて行ってしまい、後に残ったのは汚れた地面だけといった様子から転じてきている。
【引用元】
ことわざ・慣用句の百科事典(https://proverb-encyclopedia.com/atoasidesuna/)
【類義語】
恩を仇で返す
飼い犬に手を噛まれる
軒を貸して母屋を取られる
【例文】
1.お世話になった人に後足で砂をかけるような行為はしてはいけない。
2.まさかあんなに可愛がっていた部下に裏切られるとは思わなかった。まさに後足で砂をかけられた気分だ。
3.恩師に対して後足で砂をかけてしまいとても後悔している。
4.後足で砂をかけることだけは絶対にしたくないため、いつも誠実に生きている。
犬や馬は走り去るときに、後ろ足で土や砂を蹴り上げる、とありますが・・・
猫はあまり、そんな感じはしないですよね。
猫はやっぱり、アレですよね。。
用を足した後に、前足で砂をかける仕草が思い浮かびますよね。
あの行動には2つの理由が考えられるそうです。
1つ目は、獲物ににおいで気づかれないようにする為ではないかと考えられています。
猫は狩りをする動物ですので、自分の存在を小動物などに気付かれるのを嫌い、排泄物を隠すようになったのではないかと言われています。
2つ目は、、「縄張り意識」です。
猫は、排泄物により縄張りを主張することがあります。
そのため、たくさん猫が生息している環境で、排泄物を放置しておくと争いが勃発する可能性がある訳です。
縄張りを主張するのに関係のない排泄物は、砂をかけて隠すという習性が身についたのではないかと考えられているのです。
猫グループのボス猫だけは、排泄物を砂で隠さないそうですよ。
誰に教わった訳でもないのに、用を足したら前足で砂をかける猫。
いじらしいですよね(^.^)
写真は気持ち良さそうに日向ぼっこをしている黒さんです。。